環境問題は自分の問題

最も目立つのはポリ袋

「成ヶ島に漂着するゴミの中には『明石』や『大阪』と書かれた発泡スチロールなどがあった。近くで捨てられたものではなく、遠い所で捨てられたゴミが成ヶ島に漂着する。地元に住む私たちからすれば、腹立たしいことだが、すべてのゴミが遠い所で捨てられたゴミではなく、地元で捨てられたと思われる漁業に使用する網やバケツ、発泡スチロールもある」

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ゴミから環境問題が見えてくる

「地元の人が、遠くでゴミを捨てている人たちに『ポイ捨てをしないで』と訴えたとしても、私たち地元の人が捨てたゴミがあっては説得力がない。私たち地元の人から、ポイ捨てを止めないと自然環境はどんどん悪化すると思う」
「周囲の人たちに、ゴミを捨てることが、どれだけ自然への被害を深刻にしているか気づいてほしいと僕は願っている。環境問題に少しでも興味を持ってポイ捨てなどをする人が減ってくれれば、とてもうれしいです」(以上、2006年の3年生の感想文集から)

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由良中学校校長の岡洋司さんは、
「ゴミ拾いという行為を端緒に、広く環境問題に興味を示す生徒も少なくありません。自分たちがゴミを捨てないのは当たり前。ゴミの行き先、リサイクルについて考え、一つひとつのことが地球温暖化につながっているんだと認識したと話す生徒も出てきて、確かな手応えを感じています」
と話している。

[写真提供:由良中学校(ナルトサワギクの写真を除く)]


洲本市立由良中学校2年
TEL 0799-27-0122
HP http://www1.sumoto.gr.jp/yura-t/

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