社会資本の根幹をなす道路資産の効率的な維持管理が必要とされる中、補修等が困難な道路トンネルに対する検討が課題となっているため、 走行型計測技術を用いた道路トンネル健全性評価手法及び評価基準について研究を行う。
既存の道路トンネルを適切な時期に補修・補強をするために、道路トンネルの健全性を評価する実践的な技術が必要とされている。
トンネルの変状及び変形をより効率的に、的確かつ客観的に把握する技術として、走行型画像計測(MIS)と走行型レーザー計測(MMS)がある。
本研究では、上記計測機器を同一車両に搭載したMIMMを用いて、既存トンネルでの走行計測、健全性評価を実施し、トンネル走行型計測における評価方法、 評価基準の検討を行った。
今後、実用性を高め、トンネル維持管理の充実化に寄与できることが、社会資本整備全般に向けた本プロジェクトの総意である。
走行型トンネル計測車両(MIMM)