平成14年度野洲川水防演習

ITを活用した新しい時代の水防活動を体験!

毎年、水防月間(5月)に合わせて近畿各地の河川を舞台にした大規模な水防演習を実施していますが、今年は去る5月11日に野洲川右岸の河川敷において、国土交通省近畿地方整備局や滋賀県、近隣の市町が主催、水資源開発公団をはじめ、多数の関係団体が協賛し、「平成14年度野洲川水防演習」を行いました。とくに、今回の演習ではIT(情報技術)を駆使して市民のみなさまに河川情報や災害情報を迅速に提供し、よりスムーズな水防活動を展開することを大きなテーマとしました。演習は、大型で非常に強い台風が近畿に接近、滋賀県でも夜半からの総雨量が400mmに達し、野洲川の水位が急激に上昇したことを想定。河川敷では、地域水防団や防災エキスパートによる土のう作りや杭ごしらえ、五徳縫い工、月の輪工などがスピーディに行われ、ヘリコプターによる空からの救出救助も披露されました。さらに、本部前に据えられた大型モニターでは国土交通省の「無線LANシステム」による河川巡視や「滋賀県土木防災情報システム」を紹介。IT時代にふさわしい水防体制の強化を広くアピールしました。

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「雨たいけん室」リニューアル・オープン

かねてより移設工事を進めていた「雨たいけん室」が、丸太づくりのゆったりとした空間として本館のすぐとなりにリニューアル・オープンしました。4月20 日のセレモニーには、タンザニヤのエドワード・ロワサ大臣をはじめ、「世界水フォーラム」に向けたナイル流域円卓会議のために来日中の各国水担当大臣がアクア琵琶を訪れ、テープカットに飛び入り参加するという一幕もありました。

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2003年春 京都・滋賀・大阪で「第3回 世界水フォーラム」開催!

「世界水フォーラム」とは、21世紀の国際社会における水問題の解決に向けて議論を深め、その重要性を広く世界にアピールすることを目的とし、世界水会議(WWC)により提案された会議です。2003年3月には、京都、滋賀、大阪を結んで「第3回世界水フォーラム」が開催されることが決定。これを機会に、ビワズ通信では “世界の水問題”を採り上げ、次号より紙面を通じて分かりやすくご紹介させていただきます。

たくさんのお便りをありがとうございました。

私の子どもの頃の記憶で恐縮ですが八幡名物の左義長まつりのごちそうに母の自慢の一つに氷魚の煮物がありました。調味料で透き通るようなベッコウ色に見事に炊上がった氷魚、大型のお皿にこんもりと盛りつけられていました。当時でも貴重な小魚のようでした。琵琶湖の生態がこれ以上悪くならないように祈るばかりです。

(滋賀県 N.S)

たまたま訪れた旅先(彦根方面)でビワズ通信を手に入れ、面白そうなので思わず読みふけってしまいました。25年前やはり旅行中、初めて見た琵琶湖の雄大さに心打たれたのを今でも忘れません。以来環境問題が取り沙汰される度、何とかならないものかと思い続けています。主婦として心痛むのは、家庭排水が大きな原因である事です。日本一の湖をこれからもずっと美しく保つ努力の必要を、今回の旅先でも痛感しました。

(埼玉県 T.T)

「汚れた水はどこへ行くの」は琵琶湖を母として生きている滋賀県人の私たちにとって「水をなるべくよごさないように過ごさねば・・・」ということを再認識させられた記事でした。アユの塩焼きが好き、フナずしはもっと好き、という私にとっては特に。琵琶湖のアユ、フナを口にするということは、洗剤の種類、汚水の流し方(米のとぎ汁などは庭木にかける等)をはじめとし、水質アップに努めないと、という気持ちを新たにしました。つい頂き物の合成洗剤を使ってしまうので、石けんの洗剤を復活させようと思います。

(滋賀県 K.H)

氷魚はさっと湯がいて、バラ寿司の上にほうれん草とゆで物としょう油をたらして、熱いご飯で食べたものです。高島町出身で小松まで母が夜連れだって地引き網の手伝いに行き、一升二升と氷魚をもらって帰ってきたものです。氷魚、いさざ等今はどうなったのでしょうね。

(滋賀県 H.T)

親と子の琵琶湖たいけん教室

夏の一日、親子で琵琶湖周航船にのって、かけがえのない自然とふれあい、水の大切さを学びませんか。今年の「親と子の琵琶湖たいけん教室」は、大津港を出港し、南湖から北湖をめぐり、ふたたび大津港に戻るコースです。

実施概要

主催: 水のめぐみ館 アクア琵琶、
国土交通省琵琶湖工事事務所
水資源開発公団琵琶湖開発総合管理所
日時: 7月27日(土)午前9時〜午後5時
内容: チャーター船で琵琶湖を周遊。
船上で水質調査を体験、琵琶湖の自然などに関する講座を聴講します。

募集要項

参加資格: 小学生(3・4・5・6年生)と保護者の2名で参加でき、大津港待合室に午前9時までに集合できる方。
参加料: 無料(ただし、集合場所までの往復の交通費は各自でご負担願います)昼食は各自ご持参ください
募集人数: 55組・110名(お子さまと保護者の方2名1組)
応募方法: 往復ハガキに、お二人のお名前・年齢・ご住所・電話番号を明記の上、下記の宛先までお送りください。
(必ず返信ハガキにもご住所をご記入ください)
〒520-2279 滋賀県大津市黒津4丁目2番2号
水のめぐみ館 アクア琵琶「親と子の琵琶湖たいけん教室」係
応募締切日: 6月30日(当日消印有効)
結果発表: 応募多数の場合は抽選の上、当選の方に返信用ハガキにて詳細とともに連絡いたします。

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実施工程

午前9:00 大津港集合(8:30受付開始)
午前9:30 大津港出航
琵琶湖の総合自動観測所の船上観察、安曇川沖へ。
北湖の中央で水質調査を実施。
昼食の後、船内講座等。
午後4:00 大津港帰港 解散

当日は、できるだけ公共交通機関をご利用ください。また、お車でご参加の方には大津港周辺に有料駐車場がございます。


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