ヨシ群落の再生への粗朶消波堤づくりとヨシの植栽

ヨシ群落の再生への粗朶消波堤づくりとヨシの植栽

琵琶湖周辺に広がるヨシ群落は、湖国らしい個性豊かな郷土の原風景であり、多様な生物の生息・成育の場として利用されているとともに、水質浄化機能も期待されるなど、重要な働きをしています。取り組みを実施している栗見新田町地区でも、昭和30年頃にはヨシ群落が発達し、周辺の水田も含めて多くの魚類の産卵がみられたと言われています。

消波堤へ粗朶を設置
消波堤へ粗朶を設置
ヨシ植栽の状況
ヨシ植栽の状況

栗見新田町位置図このヨシ群落を再生するため、水資源機構琵琶湖開発総合管理所では、東近江市栗見新田町(旧能登川町栗見新田)において平成17年より間伐材と柴(粗朶)を用いた消波堤の設置とヨシ植栽の試験を実施しています。粗朶消波堤は、湖岸に打ち寄せる波の勢いを弱くしヨシなどが繁茂(はんも)しやすい地盤環境(じばんかんきょう)をつくるものであり、コンクリートによる消波堤に比べ自然への負荷が少なく、湖岸環境の保全・改善に効果を発揮している工法です。平成17年に設置した消波堤についても、設置してまもなく砂の堆積(たいせき)が進むなど、早くも効果が現れてきています。

平成18年には平成17年より規模を拡大し、長さ15m、幅2mの消波堤を2基設置するとともにヨシの植栽を300苗行ったもので、8月27日(日)と10月1日(日)の2回に分け、イベントを開催して実施しました。

イベントの開催にあたりましては、FLBびわ湖自然環境ネットワーク、大津みどりのNPO、水資源機構との共催によりイベントとして実施し、東近江市、栗見新田町自治会、能登川漁業協同組合、滋賀県のご協力をいだだき、国土交通省も参加しております。

両日ともに、参加された皆様の頑張りにもより、予定通り実施できました。今後は、地盤の状況やヨシの生育状況を継続して調査していきます。

水資源機構琵琶湖開発総合管理所では、引き続き地域の方々のご協力を頂きながら湖岸の保全のための取り組みを実施していきたいと考えております。

みんなで記念撮影
みんなで記念撮影

みちぶしんミュージカル

未来の姿が見える、感動のステージ 〜11月26日(日)の滋賀公演に、1,300人を無料招待!〜

みちぶしんミュージカル

参加者募集

公演内容

みちぶしんミュージカル「カントリーチャレンジャー」

公演風景私たちの郷土に生きた昔の人たちは、信じられないほどの労力や資材をつぎこんで、自分のくらす街やムラが、愛する子どもや孫の時代にはより暮らしやすい豊かな郷土になるようにと、夢にかけて力をそそぎ、力を合わせてつくっていきました。明日の夢が人々を結び合わせ力に変え、明日の豊かなふるさとをつくり上げていく。現代の私たちに欠けていることかもしれません。「カントリーチャレンジャー」は郷土の明日を夢見ながら、豊かな郷土を未来に残していくためにたたかった人々のものがたりです。

未知普請とは

「普請(ふしん)」とは、「大勢の人々に労力をお願いする」と言う意味の禅語です。鎌倉時代には「道普請」という言葉が盛んに使われ、村の道や水路、お寺などみんながつかうものは、村の人たちがお互いを思いやる気持ちをもって力をあわせてつくり、維持していました。そういった道普請の精神で、豊かで幸せな未来をみんなで切り開いていこうと、「みち」に未来を知るという意味の「未知」をあて、地域の人たちと対話を図りながら未知普請活動を展開していきます。

公演概要

開催日時 平成18年11月26日(日)午後5時30分〜7時30分
実施場所 守山市市民ホール(住所:滋賀県守山市三宅町125番地 TEL:077-583-2532)
主催 みちぶしんミュージカル「カントリーチャレンジャー」滋賀公演実行委員会
〈国土交通省 滋賀国道事務所 琵琶湖河川事務所 大戸川ダム工事事務所、滋賀県、守口市〉
後援 滋賀県教育委員会、守口市教育委員会
問い合わせ 劇団ふるさときゃらばん TEL:042-381-6721

募集要項

参加対象者 滋賀県住民小学生以上
募集人数 1,300名
応募方法 往復ハガキに代表者の郵便番号・住所・氏名、参加希望者全員の氏名と年齢(1組4名まで)を明記の上、〒184-8577 劇団ふるさときゃらばん カントリーチャレンジャー滋賀公演事務局まで申し込みして下さい。(郵便番号だけで住所は不要)。
※注:返信ハガキの宛名欄にも代表者の郵便番号・住所・氏名を明記し、裏側には何も記入しないで下さい。
応募締切日 11月13日(月)当日消印有効。応募多数の場合は抽選となります。当選発表はチケットの発送をもって代えさせて頂きます。 ※観劇対象は小学生以上です。小学生の方は保護者の同伴が必要です。この条件に該当しない方が1人でもおられる場合は全員の申込みは無効となりますので、ご了承ください。
(未就学のお子様は保護者同伴でも入場できません)

たくさんのお便りをありがとうございました。

瀬田川でセタシジミを放流し、増殖の取組みをやっておられる写真をみたり、シジミ船はかつての風物詩ときくと、昔のように早くしじみが育つことを願っています。

(滋賀県 S.S)

「ビワズ通信」創刊50号おめでとうございます。毎号、私達大人と子供に勉強になる冊子だと読んでいて関心します。これからもこういった大人も子供も勉強になる、楽しめる冊子を作ってください。ぜひ、お願いします。

(滋賀県 F.T)

建部大社の船幸祭、「ビワズ通信」ではじめて知りました。実際に見られたら、どんなに素敵だろうなと思いました。

(滋賀県 N.T)

夏休みの行楽帰りに立ち寄らせていただきましたが、雨量体験コーナーやパソコンゲームコーナーなど子供が大喜びで遊んでいました。次回はゆっくり時間をとって、見学に来たいと思います。

(滋賀県 K.N)

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