河川の取り組み
River Project
由良川流域のあらまし
由良川と人々の暮らし
暮らしに役立つ由良川の水
水が豊富できれいな由良川は、生き物にとっても地域の人々にとっても「母なる川」。由良川の水は、 江戸時代の頃から綾部井堰や栗村井堰から引いて、かんがい用水などにくり返し利用され、暮らしに役立ってきました。
近年、上流域ではそのほとんどが発電用水で占められ、中・下流域では約82%がかんがい用水に利用されています。 飲料用には地下水利用が多いため、河川水の利用は比較的少ないのですが、森林や水田、ため池の減少などによって、 流域の保水力、保水形態が変わりつつある今、地下水をも含む由良川を軸とした水環境を見つめ直す必要があります。

近年、上流域ではそのほとんどが発電用水で占められ、中・下流域では約82%がかんがい用水に利用されています。 飲料用には地下水利用が多いため、河川水の利用は比較的少ないのですが、森林や水田、ため池の減少などによって、 流域の保水力、保水形態が変わりつつある今、地下水をも含む由良川を軸とした水環境を見つめ直す必要があります。
由良川との共生
由良川の上・中流の清流では、アユやアマゴなどの渓流釣りや水遊び、 キャンプ、カヌーによる渓流下りなどが盛んで、人と川との関わりが一層深くなってきています。 また、河口付近の海岸線では、海水浴やプレジャーボート、ウインドサーフィンなど海洋性のレクリエーション活動も 活発になってきています。
自然と調和したやすらぎのある川
由良川には多様な自然が息づいています。この豊かな自然環境との調和がはかれるよう、 由良川では、捨石・蛇籠・植生護岸などの多自然型護岸や、サケ、アユなど遡上・ 降下する魚がのぼりやすい河川整備などが進められています。また、桜づつみモデル事業によって堤防に憩いの場を設けたり、 多目的に利用できる親水空間を整備するなど、人々にやすらぎの空間を提供する川づくりを行っていま活発になってきています。