地震の危険について

 阪神 ・淡路大震災は多くの課題と教訓を私達に残しました。ここ最近でも世界各国で多くの大規模災害が報告されています。この自然からのメッセージを無駄にしないためにも、日頃から防災対策に気を配る必要があります。

地震はなぜ起こるの?

地球の表面は10数枚のプレートで覆われ、長い時間をかけて移動しています。その移動によって蓄えられたひずみのエネルギーが、ある限界を超えたときに勢いよく跳ね返って起こるのが地震です。発生原因によって2種類に大別され、ひとつのプレートが他のプレートの下へ沈み込んでいるところで発生する「プレート境界地震」、プレート内部や地表に断層を生じて発生する「プレート内地震」があります。

地震が起きたらどうすればいいの?

 地震が起きたら、座布団で頭をおおったり、机の下に身を隠すなどまず身の安全を図り、すみやかに火の始末をすることが大切です。建物がゆがむ場合があるので、玄関などの扉をあけて逃げ道を確保します。冷静な行動をとるためには正確な情報が欠かせません。ラジオやテレビなどで入手しましょう。火災や倒壊の危険性を感じたり避難勧告が出たら近所で声をかけあい、避難場所に歩いて避難します。外出先では係員などの指示に従います。

日頃から地震に備えるために

 地震が起きても落ち着いて行動できるように日頃の備えが大切です。家族で話し合って連絡方法や避難場所を決めておき、非常時持ち出し品を準備・点検し、リュックサックなどにまとめておきます。家具を固定して転倒を防いだり、家屋の耐震性を診断して改修を行うことも重要です。地域で行われる防災訓練には積極的に参加し、地域の人とのコミュニケーションを深めておきましょう。