京阪神都市圏は、京都市・大阪市・堺市・神戸市の大都市や大津市・奈良市・和歌山市などの中核都市が共存する多核型の都市圏です。
このような特徴的な構造を持つ都市圏の活性化に資する総合都市交通体系を確立するためには、広範囲な地域間の連携が不可欠です。そこで、複数の機関がお互いに協力・調整し、京阪神都市圏における総合的な都市交通計画の推進に必要な調査研究を行う組織として、昭和45年に京阪神都市圏内の府県・政令指定都市及び関係機関において京阪神都市圏交通計画協議会を設立しました。
本協議会では、人の動きに着目した交通実態調査(パーソントリップ調査)を昭和45年(1970年)に初めて実施しました。その後10年間隔で昭和55年(1980年)に第2回目、平成2年(1990年)に第3回目、平成12年(2000年)に第4回目の調査を実施してきました。調査結果は都市圏の都市交通政策の検討に活用されており、平成22年(2010年)には調査地域を近畿2府4県全域に拡大し、第5回目の調査(近畿圏パーソントリップ調査)を実施いたしました。
第4回京阪神都市圏パーソントリップ調査(平成12年)の調査結果についてはこちらをごらんください。
第5回調査(近畿圏パーソントリップ調査)(平成22年)の概要についてはこちらをごらんください。
また、パーソントリップ実施調査の5年後には中間年次調査として、物の動きとそれに関連する貨物自動車の動きに着目した「物資流動調査」やパーソントリップ調査で捉えきれない人の動きを捉えるための「パーソントリップ補完調査」を実施してきました。このホームページでは、平成17~19年度に実施した第4回パーソントリップ調査の中間年次調査としての「京阪神都市圏総合都市交通体系調査」を紹介しています。
平成17年度調査のパーソントリップ補完関連調査の結果についてはこちらをごらんください。
平成17年度調査の物流関連調査の内容についてはこちらをごらんください。
京阪神都市圏交通計画協議会では、今後とも調査結果を活用して、人の動きと物の動きの両面からより使いやすい交通体系を確立するための取り組みを行っていく予定です。