1.はじめに



1.はじめに

 我が国ではゆとりや快適さといった生活の豊かさが重要になってくる中で、観光の意義がますます高まっているところです。京阪神都市圏交通計画協議会(注)では、京阪神都市圏内における主に観光を目的とした人の動きを捉えるために、平成17年の10月・11月にかけて「パーソントリップ補完関連調査」(以下、PT補完関連調査)として下記の調査を実施しました。
このページは、これらの調査結果からわかった都市圏全体の休日の人の動きの現状についてとりまとめたものです。


図1.1 調査の体系


京阪神都市圏交通計画協議会の活動概要

 京阪神都市圏は、京都市・大阪市・神戸市の大都市や、大津市・奈良市・和歌山市等の中核都市が連担する多核型の都市圏構造を持っています。このため、都市交通問題の解決のためには広範囲な地域の連携が不可欠です。
 この様な背景のもと、国土交通省近畿地方整備局と近畿内の2府4県4政令指定都市および関係機関では、京阪神都市圏交通計画協議会を組織しています。同協議会は昭和45年・昭和55年・平成2年・平成12年と4回にわたり、人の動きに着目した交通実態調査(パーソントリップ調査)を実施するとともに、その中間年次に物資流動調査やPT補完関連調査を実施し、京阪神都市圏における総合的な都市交通体系について調査研究を重ねてきました。
 平成17年度からの京阪神都市圏中間年次調査では、PT補完関連調査として、これまでのパーソントリップ調査では十分に捉えられていない休日の観光交通に着目し、京阪神都市圏への広域的なアクセス状況や、広域的な来訪者の回遊状況を把握する調査を実施しました。


図1.2これまでの京阪神都市圏交通計画協議会の活動内容

(注)
京阪神都市圏交通計画協議会とは、京阪神都市圏の望ましい交通体系の実現のため、国土交通省近畿地方整備局、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、京都市、大阪市、堺市、神戸市、西日本高速道路(株)、阪神高速道路(株)、(独)都市再生機構により構成される組織です。

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