調査の内容について

利用にあたっての参考情報

集計・推計方法

集計は、調査票にある「施設の立地・規模・機能」「搬出・搬入量(重量ベース)」「搬出先・搬入元(市区町村単位)」「利用手段」等の各項目について集計しています。事業所アンケートは標本調査であるため、母集団に拡大処理を行っています。

用語の解説

物流 物資が生産されてから消費されるまでの物理的な移動のこと。企業活動からみると、物資が生産されてから、顧客に届けられるまでの輸配送、保管、包装、流通加工、情報支援といった一連の活動を指す。
搬出 物資を事業所から外部に運び出すこと。
搬入 物資を外部から事業所へ運び込むこと。
積み下ろさない輸送 運輸業における貨物の輸送において、調査対象の事業所で途中で貨物の積み下ろしを伴わない輸送形態のこと。
物流施設 物資の収受、積替え、保管、流通加工、包装、発送等を行う施設の総称。
物資流動量 ある地域からある地域に移動する物資の量のこと。
純流動 製造業、卸売業、小売業などの荷主の施設(工場、店舗等)を対象として、施設から出荷された物資の到着点までの動きを一区切りの物資流動として調査したもの。
荷捌き 貨物や荷物の処理・整理をすること。中心市街地における荷捌きとは、路上や建物内の駐車場で貨物車から荷物をおろしたり、最終届け先ごとに仕分けるなどの作業を指す。

利用上の注意

調査は、物流に関連する事業所を対象に物流施設の特性や物資の発生・集中量、搬出先・搬入元などを把握していますが、全ての業種の業種を把握しているものではありません。
また、調査対象地域についても、年次により異なるため、集計時にはご確認ください。
調査データは統計法に基づく一般統計調査であり、個別事業所の情報は匿名化されています。
物流の量的側面の把握を目的とする「物流実態アンケート」では、物流量や貨物車台数について回答の得られた事業所のデータの拡大を行うことによって、全体の物や貨物車の動きを推計しています。データの拡大は、事業所の所在や業種、事業所の規模を考慮しながら、得られたサンプルに拡大係数(調査対象事業所数/サンプル数)を乗じることで実施しています。
なお、物流に関する意向を把握する「物流の意向に関するアンケート」、「企業アンケート」については、データ拡大は行わず、得られたサンプル数で集計を行っています。

利活用事例

<物流調査結果の施策検討等への活用事例>

  • 交通ネットワーク検討・交通ビジョン策定に向けた、事業所の立地特性や貨物車等の交通実態の把握
  • 都市内物流問題や環境問題の実態把握
  • 中小企業の物流効率化方策の検討

など

back Page top next