わが国の道路整備は、戦後極めて立ち遅れた状態からスタートしながら飛躍的な交通需要の増大に対応し、わが国の経済成長、暮らしの豊かさの向上等に大きく貢献してきました。
しかしながら、近年、財政的、社会的制約が大きくなるなど、社会情勢が大きく変化してきたにもかかわらず、道路整備は、
・量的ストックの更なる増大
・各種の従来的制度、手法への固執
・明確かつきめ細やかな説明責任の怠り
を続け、時代の要請に的確に対応・変革できていない状態です。道路利用者と行政の意識の間に大きなミスマッチが生じ、その結果、国民の道路行政に対する不信感が増大しています。
これらを鑑み、今こそ従来の手法や発想から速やかに脱却する必要があるとの認識の下、和歌山県の道づくりについて、専門家や道路利用者の皆様方など幅広いご意見を集めることを目的として設置しています。 |