世界最大級の「地すべり対策工事」で亀の瀬を守ります
地すべり対策工事による効果を見極め、未来につなぐためには、地すべり地内のようすを永続的に監視する必要があります。現在、亀の瀬では地すべり地内全域を網羅して調査・観測を続けています。
調査・観測項目は、伸縮計による地表の動き、孔内傾斜計による地中の動き、地下水位計や排水トンネル流量計による水の動き、鉄筋計や深礎工孔内傾斜計による構造物の動きなど多岐にわたります。
凡例 | 記号 | 箇所数 |
地下水位計 | 24 | |
坑口水位計 | 7 | |
伸縮計 | 33 | |
GPS | 13 | |
孔内傾斜計 | 10 | |
深磯内傾斜計 | 12 | |
深磯内計器 | 2 | |
観測局 | 6 | |
地震計 | 1 | |
地すべり等防止区域 | ||
直轄施行区域 | ||
地すべりブロック |
※GPS「 」は区域外に基準局2局設置
※GPSについては今後設置予定
インバー線と呼ばれる温度膨張の小さいワイヤー線を用いて、2点間の移動量(伸縮量)を測定
地すべりブロック内に設置された受信機位置(移動点)での東西南北方向および高さの変位より地すべり地内の挙動を観測
自動または手動により、ボーリング孔内の地下水位を測定
井戸の上(坑口)から浮きを垂らして地下水位を監視、またトンネルの出口(坑口)で排水位を測ることにより地下水の動きを監視
ボーリング孔内に設置されたガイドパイプの傾斜を特殊なセンサーを用いて計測し、地中の変動を把握
地すべり地内に設置された各種計器によって得られた観測データをテレメータ化(自動化)した情報を24時間リアルタイムで監視