京都キッズkyotokids
環境にやさしい道
道づくりと環境について見てみよう

なるほど1 道路の舗装にも工夫がされています。
道路周辺の環境を考えて、雨水がたまりにくく、騒音の少ない排水性(はいすいせい)・低騒音舗装(ていそうおんほそう)に変えています。

タイヤの溝と道路面にはさまれた空気が、逃げ場を失って音が発生します。
雨水が道路にたまって、水はねなどの被害にあうことがありました。
雨水が道路にたまって、水はねなどの被害にあうことがありました。

道路面のすき間に空気が逃げるため、音が小さくなります。
雨水が道路面のすき間にしみこむため、水がたまらず、水はねがありません。
雨水が道路面のすき間にしみこむため、水がたまらず、水はねがありません。
なるほど2 効果橋では継ぎ目のない道路にしています。
高架橋の道路は、継ぎ目があります。そのため、車が通るたびに騒音が発生していました。ノージョイント工法では、継ぎ目をなくし、騒音が発生しないように工夫されています。

なるほど3 自然環境のことも考えて道をつくっています

洛南道路(らくなんどうろ)の宇治川橋がかかる河川敷のヨシ原は、環境省によって「日本の重要な植物群落」に指定され、数万羽のツバメがここにすんでいます。橋の工事によってなくなるヨシをほかの場所に植えなおすことで、いままでどおりツバメがすめる自然を残しています。
なるほど4 地下鉄工事で掘られた土を道づくりに活用しています

洛南道路(らくなんどうろ)には地下鉄工事でいらなくなった土が利用されています。これなら、新しく山をけずる必要もなく、余った土がリサイクルされます。
なるほど5 植樹帯をつくっています

道路に沿って樹木や草花を植えることで、道路や周辺の環境をうるおいのあるものに改善しています。
(国道171号長岡京市)
(国道171号長岡京市)
道路を美しく保つことも大切です。
京都の町に、汚れた道路は似合いません。傷みのひどい道路はなおし、路面や道路わきの溝は定期的に掃除をして、きれいで安全な道路を保っています。道をつくることも大切ですが、地下のようすを調べたり、道路をきれいに保つことも大切なのです。
地下のようすを調べたり、きれいな道路を保つために活躍しているさまざまな車

都市型作業車
道路を整備するときに街のなかへくり出します。

地中空洞探査車
道路の下にぽっかりと穴があいていないかを調べます。

路面清掃車
清潔と安全のために定期的に路面を清掃します。

側溝清掃車
ゴミなどがたまりやすい道路わきの溝を清掃します。

凍結防止剤散布車
凍結によるスリップ事故を防ぐため、路面が凍らないようにします。