完成イメージ
新しい住吉橋は、
①耐震強度を満足する地震に強い橋に造り替えます。
これにより、老朽化による損傷も無くなります。
②堺市景観条例をふまえ、景観色に配慮するなど、周辺環境との調和に努めます。
※イメージであり変更となる場合があります。
橋梁諸元
※イメージであり変更となる場合があります。
プレビームとは
新しい住吉橋は、「単純プレビーム合成桁橋」という橋種です。ここでは、一般的な橋についてのご説明のあと、プレビームについて紹介していきます。
橋にはどんな種類があるの?
一般的な橋は、主要構成部材の材料によって、鋼橋とコンクリート橋の2種類に大きく分けられます。
鋼橋【提供:プレビーム振興会】
コンクリート橋【提供:プレビーム振興会】
鋼およびコンクリートの性質は?
鋼の性質
○鋼には、引張力(引っぱる力)に強いという性質があります。
○錆びると脆くなりますが、自動車のように表面塗装をして保護することで、錆を防ぐことができます。
コンクリートの性質
○コンクリートには、圧縮力(押す力)に強いという性質があります。
○引張力(引っぱる力)には弱く、ある限界を超えると、ひび割れてしまいます。
プレビーム橋とは?
プレビーム橋は、鋼桁をコンクリートで覆い、鋼桁とコンクリートを一体化させる構造となっています。
鋼橋の「引張力(引っぱる力)に強い性質」とコンクリート橋の「圧縮力(押す力)に強い性質」の両方をあわせ持ち、「複合橋」という種類に位置付けられています。
プレビーム橋はなぜ圧縮力を与えるのか?
車が橋を通行するとき、上からの重さで、橋桁の上側には圧縮力、下側には引張力が発生します。
下フランジコンクリートは橋桁の下側の部材のため、コンクリートにひび割れが発生します。
このひび割れを抑えるため、プレビーム橋は下フランジコンクリートにあらかじめ圧縮力を与えて作られています。
プレビームの特長
プレビームには、次のような特長があります。
○鋼桁とコンクリートが一体化されており、たわみにくい
○振動による騒音の発生が少ない
○桁高を低くすることができる
○鋼桁体をコンクリートで覆うことにより、塗装の必要がなくなる
プレビーム振興会
プレビーム橋のことをもっと知りたい方はこちら!:『プレビーム振興会』HPへ