河原を川の水位ぐらいまでけずると、川の水がふえたとき、けずった分だけ多くの水を流せるようになります。
おまけに、けずったところは湿地(しっち)になるので、生物のすみかとなります。
円山川ではコウノトリがエサをとる場所にもなります。
河原をけずる
陸地をけずる
※むかしの工事では、岸辺に傾斜をつけなかったので、湿地(しっち)が消えてしまいました。
いまでは、岸辺のかたむきをゆるやかにして、時々水につかる場所ができるようにしていす。
時々水につかる場所が湿地(しっち)です。湿地(しっち)にすると、植物がよみがえり、魚が産卵したり育つ場になり、さまざまな生き物が集まってきます。野生のコウノトリもエサを求めて飛んできます。
湿地(しっち)づくりは、水害と自然環境の両方によい一石二鳥の工事です。円山川全体で湿地(しっち)160haをよみがえらせます。