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アイコン凡例【親しむ】 大和川100kmランニング(マラニック)

 主催 NPO法人 市民歩走者学会
 実施日 平成16年10月3日(日)
 場所 柏原市築留〜王寺〜西の京〜精華町〜
枚方市〜寝屋川市〜新石切〜柏原市築留100km
 参加人数 ランナー42名、スタッフ18名、合計60名

 感想
 10月3日の日曜日、「第一回大和川治水の郷91`マラニック」を古大和川と同様 に柏原より北に向かい、河内−京都府南部−奈良−柏原と生駒山麓を一周するコース で開催した。初秋の古大和川沿いの91`をマラニック形式で、すなわちマラソンと ピクニックを併せた気分で走り抜けようというものである。
 まだ陽も明けやらぬ午前6時半、柏原市役所のすぐ下流側、開削当時に古大和川の 河道をふさぐために築堤された「築留」上にある中甚兵衛像前を招待選手3名を含む 42名がいっせいに出発して大会は始まった。ランナーの中には、カッパやサルの仮装 姿も混じり、コース沿道の一般市民から声援を集めていた。
 コースは、柏原を出て大和川堤防上をほぼ7km走った後、恩智川沿いに北上し、往 時に中甚兵衛家があった水走を通過してさらに北上する。このあたりは古代まで海が 深く入り組んでいたが、その後湖となり、さらに開削までは深野池があったところで ある。コースはその後、寝屋川沿いに深北緑地を抜けるが、ここはまさしく洪水時の 調節池的機能を期待して造成された池である。ランナーは緑地の越流堤を右に見なが ら清滝川に入り、交野をとおり、東に向かって山を越えれば京田辺市に入る。ここで やっと50km地点となり、軽食類が供給されるポイントがある。ランナーはバナナを食 べたり、ジュースを飲んだり、あるいは筋肉を揉み解したりして一休止だ。そのあ と、今度は南下して広大で超モダンな京阪奈学園都市をやり過ごした後、大和路の雰 囲気が漂っていて曲がりくねった小道をとおる。その後は、平城宮跡の広大な広場と 朱雀門、平城京造営時に整備された秋篠川(大和川一支流)、唐招提寺、薬師寺と、 近代と近世あるいは古代の社会基盤や事物が融合した場所を通り抜け、これも大和川 の一支流の富雄川沿いに走っていよいよ大和川に再び出る。川面に群れる川鵜を見な がら小さな沈下橋を危なっかしい足取りで渡り、いよいよ最後の難関であって、また 地すべり常襲地帯としても有名な亀の瀬を通り抜ければもうゴールの柏原も近い。
 ゴール後、多くのランナーが「走っていて楽しい。また走りたい」と述べた。徹底 して「川筋」にこだわった今回のコースでは、風光明媚で豊かな景観が連続すること となり、道路のみを走り抜けるコースとは一味も二味も違った印象を持てたというこ とである。
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