京都キッズkyotokids
道路工事の今 いったいどんな工事をしてるの?
いったいどんな工事をしてるの?
みんなは将来どんな仕事がしたい?
僕はサッカー選手になりたい!
わたしはお菓子を作りたい!
道路を作る仕事はどうだい?
身体を動かして大変なお仕事だと思います。
確かに大変な仕事です。でも、そこにはすごいやりがいがあり、日本の最新の技術に出会うこともできるんだ。
どういうことですか博士。教えてください。
わかった、教えよう。まず、みんなは“土木”というのを聞いたことあるかい?
聞いたことはあるけど、そういえば意味はわからないです。
“土木” というのは土石・木材・鉄材などを使用して、道路や橋などをつくる建設工事のことを言うんだよ。そしてその土木というのは日本を今まで支えてきた産業なんだよ。
道路や橋を作ることが日本を支えることになるの?
道路や橋があることによって、その周りに物を運ぶことが出来て、人が住むことが出来て、そして店や工場ができる。という風に別の産業が生まれるんだ。日本は道路から始まり、産業を膨らまして、大きくなっていったんだ。
道路が重要なのはわかりました。でも、道路はもうたくさんあるのではないですか?
社会的経済基盤と社会的生産基盤を形成するものをインフラというのだけども、道路や橋はインフラの一部となります。道路や橋を伸ばしたり、新しくすることは人の生活がよくなるので、日本全体の力がアップするんだ。
道路を作るというのは、とても大事なことなのね。
人のためになるのなら、そういう仕事もしてみたいけど。
やっぱり大変そうで、危険な作業も多そうです。
やっぱり大変そうで、危険な作業も多そうです。
その通り、土木の仕事は体も必要だし、長年のカンが必要な職人の世界でもある。でも、今はそういう部分を補うために、IT技術を使った工事現場になっていっているんだ!
ITの技術というのはインターネットとか?
もちろん、それも活用している、しかし、もっと技術は進化して“面白い”ものになっている。
面白いというのはどういうことですか?
今までのみんなが見たことある、土木というのはこういうのだと思う。
-
測量
-
設計
-
施工
-
維持管理
そうです。こういうイメージです。
それが今はこうなっていってる!
-
ドローンを使った測量
-
3次元設計データ
-
建設機械の自動化
-
レーザースキャナでの検査受信
ドローン!建設機械の自動化!
建設生産システム全体の生産性向上を目的に、「ICT の全面的な活用(ICT 土工)」等の施策を建設現場に導入し、魅力ある建設現場を目指す取組であるi-Construction(アイ・コンストラクション)を進めているんだ。
ITと工事現場というのはつながっているのね。
最新の技術に触れることができるというのはこういうことだったんですね。
うまく融合することによって、長年の勘を頼りにしていた作業などが、頼らなくても可能になり、今まで1週間かかってたものが、1日になり、危険が伴っていた作業が安全になったりするんだ。
もちろん、これからも技術は進化していくだろうし、君たちが大人になった時の働く現場はもっと快適で安全で安心な現場になっているかもしれない。そして、その現場を作っているのは君たちかもしれない!
私たちもがんばります!
がんばります!
では、それぞれについてもう少し詳しく説明しよう。