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文化財検討委員会 (平成14年3月〜平成14年7月)
設立趣旨
京奈和自動車道大和北道路の計画については、奈良県奈良市・大和郡山市を中心に大和平野の「東側、中央、西側エリア」の幅広い範囲においてルート・構造の検討を進めており、ルート・構造の基本方針の決定にあたっては、市民参画による計画策定手続き(PIプロセス)を計画しています。
PIプロセスに先立ち、国道24号奈良バイパス周辺を中心とした「中央エリア」の北部地域は、世界文化遺産の「平城宮跡」をはじめとするきわめて重要な文化財が数多く存在しており、文化財の保全等の観点より、埋蔵文化財や地下水の現況を正確に把握したうえで、道路建設が及ぼす影響を検討する必要がある。
このため、地下水検討委員会の検討結果等を踏まえつつ、道路建設における埋蔵文化財保護の観点からの配慮事項について専門家の御意見をいただき、PIプロセス導入時の基礎資料とするために文化財検討委員会を設置するものである。
メンバー
(敬称略 順不同)
[委員長] |
笹山晴生 |
学習院大学文学部史学科教授 |
[副委員長] |
大西有三 |
京都大学大学院工学研究科土木システム工学専攻教授 |
[委員] |
金子裕之 |
独立行政法人奈良文化財研究所平城宮跡発掘調査部長 |
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西垣誠 |
岡山大学環境理工学部環境デザイン工学科教授 |
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西村幸夫 |
東京大学大学院工学系研究科・工学部都市工学科教授 |
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三木博史 |
独立行政法人土木研究所技術推進本部総括研究官 |
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井上喜一 |
奈良県教育委員会教育次長 |
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中和田守 |
奈良市教育委員会社会教育部長 |
結果
地下埋蔵物に対する影響を最小限に抑えて道路を建設することは、平城宮跡直下をも含めて技術的には可能である。しかし平城宮跡の世界遺産としての意義を考え、道路建設に対する反響を考慮すると、道路の建設は特別史跡の指定範囲についてはこれを避け、世界遺産条約において定められている緩衝地帯(バッファゾーン)内においても出来る限り離隔をとって行われることが望ましい。
開催結果
第1回「文化財検討委員会」(平成14年3月27日(水))
会議資料
第2回「文化財検討委員会」(平成14年5月10日(金))
会議資料
第3回「文化財検討委員会」(平成14年6月21日(金))
会議資料
第4回「文化財検討委員会」(平成14年7月15日(月))
会議資料