京奈和自動車道大和北道路
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地下水検討委員会 (平成13年7月〜平成14年3月)

設立趣旨

 京奈和自動車道は、京都市から奈良市等を経て和歌山市に至り、関西大都市圏の外郭環状道路の機能を有する、延長約120kmの高規格幹線道路であり、現在、早期完成を目指し、奈良県内、和歌山県内で整備を推進している。

平成12年4月に全線開通した京奈道路から西名阪自動車道以南で事業を進めている大和御所道路までの区間は、基本計画の策定を行うため、現在、国土交通省奈良国道工事事務所において、大和北道路として調査・計画を進めており、大和平野周辺部も含め、幅広く、現況土地利用、土地利用計画、文化財分布、沿道環境などを勘案し、検討を進めている。

国道24号奈良バイパス周辺の北部地域においては、既成市街地および世界文化遺産の「平城宮跡」をはじめとするきわめて重要な文化財が数多く存在しており、この地域でルート・構造を検討するためには、文化財の保全等の観点より、埋蔵文化財や地下水の現況を正確に把握したうえで、道路建設と地下水挙動との関係について予測・評価を行うことが必要となる。

このため、平成9年度、平成11年度に平城宮跡内及びその周辺において 実施したボーリング調査およびそのボーリング坑を利用して継続している地下水位観測により蓄積したデータをもとに、地下水の現状分析を行うとともに、道路建設と地下水挙動との関係について予測・評価するため、地下水検討委員会を設置するものである。

メンバー

(敬称略 順不同)

[座長] 大西有三 京都大学大学院工学研究科土木システム工学専攻教授
[委員] 谷口真人 奈良教育大学教育学部理科教育講座教授
  登坂博行 東京大学工学系研究科地球システム工学専攻助教授
  西垣誠 岡山大学環境理工学部環境デザイン工学科教授
  三木博史 独立行政法人土木研究所材料地盤研究グループ長

結果

構築したモデルは、現地の地下水状況をよく再現しており、道路建設と地下水挙動の関係を予測評価する上で信頼できるモデルである。予測評価の結果、道路建設による地下水位変動は年間をとおした季節変動(約40〜150cm)より小さい。

平城宮跡内の地下水観測地点での水位

開催結果

「地下水検討委員会」報告書

報告書  

第1回「地下水検討委員会」(平成13年7月6日(金))

会議資料
議事次第 設立趣旨 名簿
座席表 議事録 委員会資料

第2回「地下水検討委員会」(平成13年10月31日(水))

会議資料
議事次第 名簿  
議事録 委員会資料  

第3回「地下水検討委員会」(平成13年12月19日(水))

会議資料
議事次第 名簿 座席表
議事録 委員会資料  

第4回「地下水検討委員会」(平成14年3月1日(金))

会議資料
議事次第 名簿  
議事録 委員会資料