TOP >  琵琶湖・淀川流域圏の再生とは >  「再生」するのはなぜ? >  都市環境

琵琶湖・淀川流域圏の現状と課題

道頓堀川では、都市の再生のために利用する施設の河川敷地利用に係る特例措置が適用され、水に向いた遊歩道の整備を行い、ウッドデッキの設置等、環境に配慮した水辺に向いたまちづくりが進められています。

道頓堀川等では、川に向いた遊歩道の整備等の水辺空間の有効利用を促進するとともに、民間(JR西日本)による都市内河川クルーズが実施され、すでに1万人以上の人々が利用しました。

大阪市内の大川では「大阪城・中之島めぐり」として、四季折々の風情やいくつもの橋をくぐりながら歴史あふれる大阪の名所・旧跡を川面から散策できます。

大阪での船運
道頓堀川利用イメージ/民間による都市内クルーズ
 

琵琶湖は、国民の貴重な財産であり豊かな自然環境や美しい景観のなか、湖岸におけるレクリエーション活動や観光船の運航等が行われています。

琵琶湖・淀川では多くの人々が水上レジャーを楽しんでいます。愛好者のなかには自主ルールを設け安全や環境等に配慮しながら水上レジャーの健全な利用に努めています。
また、琵琶湖では「滋賀県琵琶湖のレジャー利用の適正化に関する条例」(琵琶湖ルール)が制定され、環境保全や啓発活動等が行われています。

淀川流域では、社会的要請に応え、河川敷に公園、グランド等の施設整備が進められ、これらの公園等は多くの住民が利用しています。

淀川河川公園
琵琶湖での船運・ヨットクルージング
 

課題

課題

近年、住民の河川に対する関心の高まりによって、川に向いたまちづくりや水辺の賑わい創出等が要望されています。
大阪市の道頓堀川では先進的な取り組みとして、特例措置を活用した水辺の賑わい空間の創出が進められており、土佐堀川、堂島川、木津川、東横堀川からなる水の回廊部においても賑わいのある水辺の整備が期待されます。

課題

地域の特性を活かした水辺の賑わいを創出するためには、イベント開催やオープンカフェの設置等の民間の参加促進も重要です。

課題

琵琶湖・淀川で水上レジャー等を楽しむ人々が気軽に立ち寄ることができ、休憩や食事が可能な「川の駅」「湖の駅」の整備、道の駅等とのネットワーク化や、市民やNPO等と連携した「みなとまちづくり」等による地域活性化が望まれます。

課題

琵琶湖の湖岸緑地や河川公園は貴重な開放空間であるとともに、気軽に水辺と親しめる場所であり、生態系へも配慮したより良い公園整備が望まれます。
桂川、宇治川、木津川が合流する三川合流部は、全国でも非常にめずらしい地理的特性を有しており、この貴重な特性を活かし、流域間の交流のための拠点整備が望まれます。

課題

近年、水と緑の貴重な空間として河川空間が注目されており、子供からお年寄りまでの様々な人々が安心して利用できるように、安全性の向上を図るとともに、バリアフリー化を含めた施設の改善と整備が要望されます。