円山川水系浸水想定区域図氾濫シミュレーション

水防法の一部改正に伴う洪水浸水想定区域の指定・公表について

概要

水災による被害の軽減を図るため、洪水浸水想定区域の指定・公表、洪水浸水想定区域における円滑かつ迅速な避難の確保を図るための措置を講ずること等を目的として、水防法の一部が改正され、平成27年11月19日に施行されました。

この水防法の一部改正に伴い、「円山川水系に係る洪水浸水想定区域」の指定・告示を平成28年6月14日に行いました。

この洪水浸水想定区域には、円山川水系においては兵庫県豊岡市が含まれており、指定・公表と併せて近畿地方整備局長より市長宛てに通知を行いました。

洪水浸水想定区域とは

洪水浸水想定区域とは、洪水予報河川及び水位周知河川において、想定最大規模降雨により当該河川が氾濫した場合に浸水が想定される区域のことをいいます。

洪水予報河川とは

洪水予報河川とは、2以上の都府県にわたる河川または流域面積が大きい河川で、洪水により 国民経済上重大な損害が生じるおそれのあるものとして指定した河川のことです。

洪水予報河川に指定された河川では、洪水が発生するおそれがある場合に、気象庁が降水量な どの気象を、国土交通省が河川の水位又は流量をそれぞれ予測し、両者が共同で関係行政機関及 び放送機関・新聞社等の協力を得て地域住民の方々へ洪水注意報・警報等の洪水に関する情報を 提供します。

水位周知河川とは

水位周知河川とは、流域面積が比較的小さく洪水予報を行う時間的余裕が無い河川であって、 水防法改正により、この河川の水位が避難判断水位に達したことを浸水想定区域内の住民に周知 することにより、水災時の被害軽減を図ることとした河川のことです。

今後の対応

関係市町村は、水防法に基づいて、洪水浸水想定区域に応じて市町地域防災計画に定められた洪水予報の伝達方法、避難場所等について住民に周知するよう努めることとされています。

その際、洪水浸水想定区域図に避難場所等を記載した「洪水ハザードマップ」を作成・活用することが期待されるところです。

近畿地方整備局としても、洪水ハザードマップの作成主体である関係市町に対して最大限の支援を行い、洪水浸水想定区域に応じた洪水ハザードマップの作成・普及の支援や洪水ハザードマップを活用した防災訓練への利用促進を行っていきます。

添付資料

参考資料