洪水とは、ふだんよりはるかに多い水が川を流れることや、その水の流れのこと。ふつうは、川から水があふれることを言いますが、川の法律では、川からあふれなくても、ふだんより川の水が多いときも洪水といいます。洪水がおきるいちばんの原因は、台風や大雨などです。
ふつうの雨なら雨水は地中にしみこんだり、道路のみぞなどから川へ流れます。しかし、一度に大量の雨がふると、地中にしみこみきれない雨水が、大量に小さな川(支川)に集まります。小さな川を流れる水は、大きな円山川にどんどん流れこみ、円山川に大量の水が集まります。
円山川の水が大量になると、堤防(ていぼう)から水があふれ出たり(越水)、強い水の力で堤防(ていぼう)がくずれたり(決壊)します。
平成16年の台風23号では、円山川と出石川で堤防(ていぼう)がくずれ、29カ所※で堤防(ていぼう)から水があふれました。
※国が担当している円山川、出石川、奈佐川のカ所数