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  - 平成18年度 -
ポイント

紀の川汽水域大型底生動物生態把握調査速報(10月)

   
【10月調査項目】
  表1 調査実施内容
調査時期 調査項目 調査内容 調査地点
平成18年10月
4〜6日
(1)干潟生物環境調査 魚類調査 干潟3箇所(北島橋下流左岸、南海橋周辺左岸、有本地区)
(2)タイワンヒライソモドキ移植地事後調査 生息状況調査 タイワンヒライソモドキ
移植地
繁殖状況調査
湧水流入効果調査
(3)大堰ミティゲーション効果調査 魚類調査 大堰ミティゲーション施設
 
(1)干潟生物環境調査
   
 
1. 調査方法
  小型地曳網を曳網し、種毎の計数を測定した。
2. 調査結果
  確認された魚類の一覧を表2に示す。マハゼ、ヒメハゼなど2目7科9種が確認された。
   
  表2 確認された魚類の一覧(干潟生物環境調査)(10月)
 
(2)タイワンヒライソモドキ移植地事後調査
   
 
1. 調査方法
  ■生息状況調査
    移植地内において、2測線設置し、測線に50cm×50cmのコドラート(方形枠)を置き、その中のタイワンヒライソモドキを採集した。
  ■繁殖状況調査
    タイワンヒライソモドキの生息密度の高い任意の場所に50cm×50cmのコドラート(方形枠)を置き、その中のタイワンヒライソモドキを採集した。
  ■湧水流入効果調査
    移植地内の湧水流路内とその近傍、その比較として湧水環境のない移植地で、表層の水温、塩分の水平分布について水温計及び電気伝導時計を用いて調査した。
併せて、それぞれ河道方向に垂直となるように測線を設置し、50cm×50cmのコドラート(方形枠)を置き、その中にいるカニ類を採集した。
   
 
2. 調査結果
  ●生息分布調査では、生息密度と分布面積から推定される全移植地の個体数は、合計12,299個体であった。
  ●繁殖状況調査では、雄111個体、雌134個体、抱卵個体53個体、不明個体12個体の合計310個体が確認された。
  ●湧水の塩分については、海水の影響は見られなかった。湧水環境のない移植地では湧水地点より塩分が高く、湧水流入部付近より海水の影響が強くみられた。
タイワンヒライソモドキ個体数は、湧水直下で最も多く、湧水の影響の少ない近傍、湧水環境のない移植地の順に少ない結果となった。また、タイワンヒライソモドキの競合種であるケフサイソガニは湧水流入地点で最も少ない結果となった。
 
(3)大堰ミティゲーション効果調査
   
 
1. 調査方法
  小型地曳網を曳網し、種毎の計数を測定した。
2. 調査結果
  確認された魚類の一覧を表3に示す。マハゼ、ヒメハゼなど1目6科8種が確認された。
   
  表3 確認された魚類の一覧(大堰ミティゲーション効果調査(10月)
   


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