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  - 平成18年度 -
ポイント

紀の川汽水域大型底生動物生態把握調査速報(9月)

   
【9月調査項目】
  表1 調査実施内容
調査時期 調査項目 調査内容 調査地点
平成18年9月
5〜9日
(1)大型底生動物生息
分布調査
大型底生動物調査 紀の川大橋〜紀の川大堰
平成18年9月
8・9・19日
(2)シオマネキ類調査 シオマネキ類分布調査 紀の川大橋〜紀の川大堰
平成18年9月
5〜9日
(3)タイワンヒライソモドキ移植地事後調査 繁殖状況調査 タイワンヒライソモドキ移植地
平成18年9月
5〜9日
(4)大堰ミティゲーション効果調査 底生生物ブロック調査 大堰ミティゲーション施設
 
(1)大型底生動物生息分布調査
   
 
1. 調査方法
図1 ウミニナ
  汽水域に生息する大型底生動物の分布状況を把握するため、目視や手網・ハンドスコップ等を用いて採集を行った。
2. 調査結果
  確認された大型底生動物の一覧を表2に、魚類の一覧を表3に示す。確認された大型底生動物は16目40科90種で、魚類は5目13科30種であった。昨年度の調査と比較すると、軟体動物の種数が減少しているが、全体ではほぼ同じ種数が確認された。
   
  表2 確認された大型底生動物の一覧(大型底生動物調査)(9月)
表3 確認された魚類の一覧(大型底生動物調査)(9月)
 
(2)シオマネキ類調査
   
 
1. 調査方法
図2 ハクセンシオマネキ(雄)
  シオマネキ類(シオマネキ、ハクセンシオマネキ)を目視観察し、雌雄別の個体数を記録する。
2. 調査結果
  シオマネキ類分布調査では、シオマネキは840個体(雄355、雌437、不明48)が確認され、ハクセンシオマネキは1,685個体(雄811、雌874)が確認された。シオマネキについては、昨年度と比較して大幅に増加しており、ハクセンシオマネキについては、ほぼ変化は見られなかった。
 
(3)タイワンヒライソモドキ移植地事後調査
   
 
1. 調査方法
  タイワンヒライソモドキの生息密度の高い任意の場所に50cm×50cmのコドラート(方形枠)を置き、その中のタイワンヒライソモドキを採集した。
2. 調査結果
  雄155個体、雌88個体、抱卵個体123個体の合計366個体が確認された。
 
(4)大堰ミティゲーション効果調査
   
 
1. 調査方法
  ミティゲーション施設内を底質、地盤高、植生などの違いによりに区分分けし、区分毎の底生動物の出現種数を整理した。
2. 調査結果
  確認された底生動物と魚類の一覧を表4に、ブロック毎の確認種数を図3に示す。確認された種は11目18科42種であった。甲殻類が最も多く28種であり、このうち18種がエビ・カニ類であった。魚類は3種であった。ブロック別にみると、ヨシ帯(新)と礫帯が18種と多かった。一方、法面、礫砂泥では8種と少なかった。
   
 
   
  表4 確認された底生動物・魚類の一覧(大堰ミティゲーション効果調査)(9月)
   


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