国道43号通行ルール(兵庫県域)

『国道43号通行ルール(兵庫県域)』にご協力をお願いします

国道43号の尼崎市域では未だ他地域に比べ大気質濃度(NO2)が高くなっており、更なる取り組みが必要です。

このたび、沿道環境を改善するための「国道43号通行ルール(兵庫県域)」を策定しました。

ぜひみなさまのご理解、ご協力をお願いします。

『国道43号通行ルール(兵庫県域)』の概要

  • 『国道43号通行ルール(兵庫県域)』は、「既存の法・条例による規制」と「沿道環境に配慮した走行へのお願い」の2つの項目で構成されています。
  • これらは、法規制面と運転方法の変更の両面から、国道43号沿道地域の環境改善に向けて取り組みを進めています。

国道43号通行ルール(兵庫県域)の構成内容

「法・条例による規制」は、
  1. 夜間22時~翌6時での大型貨物自動車等の第3通行帯の通行、
  2. 規制対象となる自動車の国道43号を含む規制対象地域内を運行禁止、
  3. 黒煙を多量に発散する整備不良車、不正軽油使用車、過積載、許可のない特殊車両による公道を通行の禁止、
の3つで構成されています。

法・条例による規制を守りましょう!

大型貨物自動車等は、第3通行帯を通行しなくてはいけません。

クリックで拡大します。
夜間通行帯規制 22時~翌6時
 現地では、下記の規制標識・規制標示により実施しています。


※ここでの大型貨物自動車等とは、大型貨物自動車・大型特殊自動車・最大積載量3t以上の普通貨物自動車のことを示します。

規制対象となる自動車は、国道43号を含む規制対象地域内を運行できません。

クリックで拡大します。
ディーゼル自動車等運行規制(兵庫県条例)
詳しい情報は、リンク先の兵庫県HPをご覧下さい。

https://web.pref.hyogo.lg.jp/nk23/hw28_000000013.html

黒煙を多量に発散する整備不良車、不正軽油使用車、過積載、許可のない特殊車両は公道を通行することはできません。

上記の車は、次の法令等により公道を通行できません。
 ※1 道路運送車両の保安基準 第31条 (ばい煙、悪臭のあるガス、有害なガス等の発散防止装置)
 ※2 道路運送車両の保安基準 第1条の2 (燃料の規格)
 ※3 道路交通法 第57条 (乗車又は積載の制限等)
 ※4 車両制限令 第12条 (特殊な車両の特例)
「沿道環境に配慮した走行へのお願い」についても、
  1. 6時~22時での型車の中央寄り車線の通行、
  2. 阪神高速5号湾岸線の迂回利用の促進、
  3. ふんわりアクセルでのゆっくり発進、
の3つの項目で構成させています。

沿道環境に配慮した走行をお願いします

大型車は中央寄り車線の通行を!

クリックで拡大します。
昼間 6時~22時でのお願い
 車両が中央寄りの通行帯に移動した場合、距離減衰により騒音・大気汚染濃度が低減されます。
 大型車は沿道環境の改善のために中央寄りの車線の通行をお願いします。
尼崎市域は重点対策地域です。
 尼崎市域では、大気の環境基準が未達成となってます。(平成22年度)
 皆さまの協力が、沿道環境の改善に大きな効果を発揮します。

阪神高速5号湾岸線のご利用を!

 国道43号の尼崎市域などでは、混雑により旅行速度が20km/h以下に低下する時間帯があります。
 国道43号の排出ガスの量を少なくするため、阪神高速5号湾岸線のご利用をお願いします。
 
クリックで拡大します。


クリックで拡大します。

ふんわりアクセルでゆっくり発進

クリックで拡大します。
NOxなどの排出ガスは加速するときに多く排出されます。
 普段よりほんの少しゆっくり発進(ふんわりアクセル)するだけで、排出ガスを抑えたり燃料の消費も節約できます。

国道43号沿道を取り巻く状況

  • 阪神地域の産業や生活は物流によって支えられています。
  • 近年では、環境にやさしい車両への切り替えや、環境ロードプライシング
    ※利用など、みなさまのご協力により徐々に沿道環境は改善しています。
  • しかし、特に交通量が多い尼崎市域等では、依然として二酸化窒素(NO2)の濃度が環境基準値を超えています。

環境ロードプライシングにより湾岸線の利用割合が増加 【主要3路線における大型車交通量の分担率の変化】

二酸化炭素は徐々に改善 【国道43号線周辺のNO2濃度の1日平均値の年間98%値】

  • あなたやあなたの会社の、ちょっとした行動の積み重ねで『あと一歩』の沿道環境を改善し、みんなが暮らしやすい地域をつくることができます。

国道43号を利用する際のこれからの行動のお願い

  • 国道43号沿道の環境改善のために、既存の通行規制と併せた新たな通行方法『国道43号通行ルール(兵庫県域)』を提案しています。
  • 是非、『あと一歩』にご協力をお願いします。

阪神高速5号湾岸線のご利用によるメリット

到着時間が早い!

  • 阪神高速5号湾岸線は渋滞が少ないため、国道43号を利用するより早く到着できます。

阪神高速5号湾岸線は所要時間が短い

環境にもやさしい!

  • 阪神高速5号湾岸線を利用すれば、排気ガスも国道43号を通るより少なくなります。

環境にやさしい阪神高速5号湾岸線 【高速道路と一般道におけるCO2、NO2排出量の違い】

通行料金が30%もお得になります!

  • 阪神高速5号湾岸線では、阪神高速3号神戸線に比べて大型車の通行料金が約30%もお得な「環境ロードプライシング」を実施しています。

環境ロードプライシングによる割引例 (ETC料金大型車の例)

環境ロードプライシングの概要

さらに詳しい、阪神高速道路のロードプライシング情報はこちら

国道43号が渋滞している時の経路変更によるメリット

渋滞回避で環境にやさしく、ほぼ時間通りに到着

  • 国道43号の尼崎周辺などでは、朝夕を中心に交通量が多く、渋滞が発生することがあります。
  • その場合旅行速度が20km/h以下になってしまうこともあります。
  • このような時に湾岸線などを通行すれば、ほぼ時間通りに目的地に到着でき、環境改善にもつながります。

時間帯によって混雑する国道43号 【H23.3.16.東本町西行交通量】

環境レーンを避けて、中央寄り車線の通行によるメリット

沿道の環境が良くなります

  • 沿道には多くの住宅があり、歩道を歩いている人もいるため、歩道寄りの車線を『沿道環境に配慮する車線(環境レーン)』としています。
  • 環境レーンを避けて中央寄りの車線を通行すると、沿道への騒音や排気ガスの影響を小さくすることができます。

中央寄り車線を走行すると沿道への影響が低減するイメージ

環境レーンを避けての中央寄り車線の走行

ふんわりアクセルによるメリット

環境にやさしい

加速時にNOxを大量に排出
【走行状態別のNOx排出量】(クリックで拡大します)
  • 環境に悪影響を与える窒素酸化物(NOx)や二酸化炭素(CO2)は、加速時に多く排出されます。
  • 急加速はせず、「ふんわりアクセル 」をするだけで環境への影響を小さくすることができます。

※ふんわりアクセルとは普段の発進より少しゆるやかに発進することです。

燃費アップで財布にやさしく、事故も減少

  • ふんわりアクセルなどエコドライブを心がければ、燃料費の節約につながります。
  • 急発進をひかえることは安全運転にもつながります。
ふんわりアクセルで燃費向上
【発進方法による燃料消費の差】
エコドライブで事故も減少
【エコドライブ前後の事故数の変化】

既存の法や条例による通行規制のご紹介

国道43号には、以下に示す通行規制が定められています。規則を守って、通行して下さい。

夜間通行帯規制 22時~翌6時

現地での規制標識・規制標示(クリックで拡大します)
大型貨物自動車・大型特殊自動車・最大積載量3t以上の普通貨物自動車は、夜間にあたる22時から翌6時までの間、第3通行帯を通行しなくてはいけません。

ディーゼル自動車等運行規制(兵庫県条例)

クリックで拡大します。
車両総重量8トン以上の自動車(バスについては定員30人以上)で自動車NOx・PM法の排出基準に適合しない自動車のうち、条例に定める猶予期間を経過した自動車は、国道43号を含む規制対象地域内を運行できません。

道路運送車両の保安基準、道路交通法、車両制限令による制限

以下に示す法令に違反する車両は公道を通行できません。
  • 道路運送車両の保安基準 第31条(ばい煙、悪臭のあるガス、有害なガス等の発散防止装置)に違反する黒煙を多量に発散する整備不良車
  • 道路運送車両の保安基準 第1条の2 (燃料の規格)に違反する不正軽油使用車
  • 道路交通法 第57条 (乗車又は積載の制限等)に違反する過積載車両
  • 車両制限令 第12条 (特殊な車両の特例)に定める許可のない特殊車両

アクセスルートのご紹介

国道43号から湾岸線を利用する時のルートマップ
【イメージをクリックすると拡大します】
国道43号から阪神高速5号湾岸線出入口を結ぶルートマップを作成いたしました。国道43号から湾岸線を利用する際にご利用ください。