電気通信

高度情報化に対応した設備で情報ネットワークを構築

最先端の電気通信設備やシステムを用いて、高度情報化に対応します。道路を有効に安全に活用できるよう、各種通信設備を拡充し、国、関係機関と連携して防災を視野に入れた情報を提供します。事故や災害時にも信頼できる、安全で快適な道路交通のためのネットワークを築きます。

防災情報ネットワーク

平常時はもちろん、災害時にも安定した通信を確保するため、
  1. マイクロ波多重通信
  2. 衛星通信
  3. 移動通信
  4. 光ファイバー通信
を総合的に整備しています。 情報の収集や対策指示が円滑に行えるよう整備し、情報通信基盤の基幹としての役割を担います。

衛星通信設備

台風による風水害、地震や崖崩れなどによる災害が発生した場合、災害の状況を一刻も早く、確実に知ることができるように、災害画像などを伝送する設備です。

移動無線設備

国土交通省移動通信システム。
災害現場などの連絡網を確保し、機動力の向上を図るために近畿圏内に整備しています。

無線型情報コンセント

現場から迅速な情報収集が可能

無線AP(アクセスポイント)を介し、現場と事務所(出張所)の間で画像データ、専用電話、防災情報などの通信を行います。災害現場などの情報を迅速に収集することで、速やかな対応を行うことができます。

道路交通情報通信システム

ナビゲーション分野の高度化へ向けたVICS整備

VICSは、渋滞や事故による交通規制などの道路交通情報をリアルタイムでドライバーに直接提供するシステムです。路上に設置したビーコンを介して送信された情報により、適正なルート選択でスムーズな走行を促進し、より安全で快適な道路交通を図ります。 将来のVICS整備に向けて、システムおよび関連施設について検討・整備を進めていきます。


※VICSとは、ドライバーの走行時に、各経路の渋滞状況、所要時間情報などをカーナビゲーションなどの車載ディスプレイに表示。車載ディスプレイへの表示方法には、文字表示型、簡易図形表示型、地図表示型といったバリエーションがあります。

ITS(高度交通システム)

道路交通の円滑化を図る先進システム

高度情報通信社会を視野に入れて、渋滞や交通事故などの道路交通問題を解決するための戦略的手段である、ITS(高度道路交通システム)の推進に積極的に取り組んでいます。
平成18年度には、のじぎく兵庫国体の支援として地上波デジタルデータ放送による道路交通情報などの提供や送迎バスの位置を検出するバスロケーションシステムを導入しました。道の駅情報端末においては、さまざまなホームページを閲覧できるナビゲーションフレームの導入も行いました。



※ITSとは、最先端の情報通信技術を用いて人と道路と車両とを情報でネットワークすることにより、交通事故、渋滞などといった道路交通問題の解決を目的に構築する新しい交通システムです。