国土交通省地方整備局ロゴ 近畿地域の下水道ビジョン 下水道イメージ
国土交通省 近畿地域の個性を生かし、次世代によりよい 水環境を引き継ぐ下水道を目指して
はじめに
「近畿地域における下水道ビジョン」の構成
策定にあたって
近畿地域の概況
近畿地域の特色
人と水との関わり
近畿の下水道の現状と課題
下水道ビジョンの理念
下水道ビジョンの視点
近畿地域の下水道整備の将来像
将来像実現に向けた4つのプロジェクト
プロジェクト1:快適・安全
プロジェクト2:再生・保全
プロジェクト3:リサイクル・地球環境保全
プロジェクト4:住民協働・流域連携
ご意見と回答
将来像実現に向けた4つのプロジェクト
プロジェクト2:再生・保全

■プロジェクトの意義

 近畿の持つ特徴のひとつである「都市と豊かな自然環境の共生」を活かした地域づくりを行うために下水道が担うべき役割は、良好な水環境や健全な水循環を再生・保全していくことを目的として、汚濁負荷の削減や下水処理水の有効活用などを図っていくことです。

 これらの施策を積極的に推進し、次世代に誇れる水環境をつくる近畿の下水道を目指します。

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■プロジェクトの目標

●誰もが「きれい」と思えた琵琶湖・淀川・大阪湾をはじめ、身近な水環境を取り戻し、次世代に誇れる水環境を引継ぐため、下水道により汚濁負荷の削減を図る
●下水処理水の安全性を確保し、生態系への影響に配慮した処理水の放流に努める
●河川部局との連携により、水利用によって水量が減少した河川に下水処理水を還し、河川水の水質や水量の回復を図るとともに、人が水と接することができる場の提供に努める
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■目標実現に向けた近畿の下水道の取り組み

◆琵琶湖・淀川・大阪湾の水環境再生

・流域内の処理場における高度処理の推進
・合流式下水道の分流並み汚濁負荷削減を目指した施設整備
・関係部局と連携したノンポイント対策※15による汚濁負荷削減

◆下水道のリスク管理と対策
・処理場放流水の水質管理体制の強化

◆生態系に配慮した下水道への転換
・生態系に配慮した放流水量・水質の管理

◆水循環系の再生のための水量・水質保全
・河川部局と連携し、水量が減少又は水質が悪化している河川に対する処理水の還流促進

道頓堀川・東横堀川の水質浄化対策
下水の高度処理水(再生水) 河川での水生生物調査の状況 ノンポイント対策施設 (滋賀県・山寺川)
下水の高度処理水(再生水)
河川での水生生物調査の状況
ノンポイント対策施設
(滋賀県・山寺川)
※15) ノンポイント対策:市街地内の道路、屋根、公園等から降雨によって公共用水域に流出する汚濁負荷を削減するための対策。主に降雨時の初期に流出される濁水に対して貯留・浄化などの処理を行う。
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