いただいたご意見 |
回答 |
○11頁将来像の達成戦略の3行目に「下水道整備を実現するためのソフト施策」とありますが、これを立脚した具体的な推進目標が示されていない。12頁の「取り組み方」や14頁の「広域的な下水汚泥処理事業の推進」にその方向性が示されているが、住民協働で下水道事業をより理想的なものにするためには、改修・保全も大事で、住民の協力は欠かせない。そのためにもアクションプログラムではより具体的な計画を示し、参加を呼びかけるべきである。
（神戸市垂水区・男性） |
『近畿地域の下水道ビジョン』は、この近畿地域の下水道が抱える様々な課題を解決し、健康で文化的な生活や福祉に貢献するため、中長期的な視点から近畿の下水道整備が重点的に取り組むべき方向性を明らかにし、新たな下水道のあるべき姿を構想として策定するものです。
下水道整備の具体の計画については、事業主体である下水道管理者（府県や市町村）が、このビジョンの効率的かつ円滑な目標実現のために個別に計画していくものです。その計画の策定の際に下水道管理者からの地域の皆様への協力の要請などが図られていきますので、その際には積極的な御協力を御願い致します。 |
○まず策定委員会のメンバーに河川及び港湾担当部局の人がいないのはおかしい。事業を具体化するには、一級河川毎に流域委員会を新たにつくり実施すると良い。
（福井県春江町・男性） |
策定委員会のメンバーとしては、学識経験者及びＮＰＯ等市民代表の皆様に御協力をいただき広く意見を頂くこととしました。そして、河川部局及び港湾部局の人は、オブザーバーとして委員会にご参加頂きました。なお、事業を具体化する際には、当然関係部局との調整をしていく必要性については、ビジョンの視点及びプロジェクト４ にありますとおり、重要なものであると認識しております。 |
○私の団地内は、下水道整備が整っていますが、家の真横の小さな川より国道側は下水道整備がなされておらず、官舎からの汚水や飲食店屋さんからの汚水で、汚れた水が家のまわりの川にたまり、悪臭を放ちﾕｽﾘｶが気持ち悪いぐらいに大群発生しています。とても環境を悪くしています。一部の地域だけの下水道整備は意味がなく、早く町全体の下水道整備を整えてほしいです。
（滋賀県草津市・女性） |
ご意見のとおり、身近な生活環境の改善は下水道の重要な役割の１つです。また、事業は経済的かつ効果的に実施する必要があります。
事業の実施に当たっては、行政が住民の皆様と連携しつつ実施していくことが必要になっていると考えています。 |
○達成戦略としてソフト施策を組み入れていますが、その中の「住民が参画できる仕組みづくり」の必要性を強く感じます。
○ﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ1に「渇水被害の早期解消と災害に強いまちづくりの実現」があり、市街地における浸水対策のイメージが記載されていますが、もちろん大規模なものが必要ですが、学校や公園等の公共用地の地下を利用した比較的小規模なものから整備していくほうがコスト的にも納期的にも有効だと思います。
（大阪市中央区・男性） |
「住民が参画できる仕組みづくり」については、今回のビジョンでの大きな柱になっています。今後も、「近畿下水道アドバイザー連絡会議（仮称）」などの場で議論し、少しずつでも実現に向け努力していきたいと考えています。
市街地における浸水対策については、各下水道管理者でその計画を検討し、実施してきているところです。この対策においても経済的かつ効率的に実施していく必要があります。また、個別の地区の諸条件により、最適なものが実施されていますし、今後もそのように実施されていくと考えます。なお、今後の下水道施設の技術の進歩やより経済的な手法の開発等には行政として期待しているところです。 |
○委員会の皆様の立案には感謝致しております。何一つ申し述べる事はありませんが、速やかに案の推進を願いたく思います。
（神戸市灘区・男性） |
下水道事業の実施にあたっては、住民の皆様のご意見をお聞きし、着実に推進していくことが重要と考えています。皆様のさらなる御協力を御願い致します。 |
