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光ファイバーの整備

河川管理施設を光ファイバーで結び、一括管理・操作しています。

集中管理システム

センターステーション

上野遊水地には、現在26箇所の樋門とポンプ場が1箇所あります。洪水時には河川の水が逆流する等の被害が生じないよう、地元の消防団の方々にお願いし、これら樋門等の施設の操作を行っています。

予測される人的作業の問題点

  • 暴風雨や夜間等の厳しい状況の中での作業
  • 大洪水になると交通が遮断され、現場への到着が遅れる
  • 現場は危険であるとともに、洪水が長期化して多人数の作業員に過度の負担がかかる
  • 困難な状況の中、迅速かつ的確に操作することが難しい
  • 将来的に、施設が増えた場合の操作員の確保
これらの課題解決のため、樋門、ポンプ場等の河川管理施設を光ファイバーで結び、これらをセンターステーションから一括管理・操作を可能にする集中管理システムを整備しました。


 
 
 
 

センターステーションによる遊水地の集中管理は、状況の確実な情報と施設の的確な操作がセンターステーション内から一括して行えるものです。

集中管理システムの機能

■監視する: 河川状況、施設状況、河川流況の監視
■操作する: 樋門等施設、TVカメラ、警報の遠隔操作
■記録する: 操作の記録、水位の記録
■支援する: 樋門の操作や警報装置の手順を文字と音声でガイダンス

集中管理システムの効果

すばやい状態把握

常時監視(水位、TVカメラ、記録等)により、遊水地や河川の状況を把握することができます。   連絡不通交通路障害等で、現場への到着・操作が遅れるような状態を防ぎます。
 

すばやく確実

暴風雨時や暗闇での厳しく危険な現場作業が少なくなり、安全な場所で監視し、かつ確実な操作が可能となります。  

的確な操作

センターステーションから全施設の監視と操作ができ、各施設の操作手順はTV画面に文字と音声でガイダンスされ、的確な操作が行えます。  

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