私たちの周りにある交通安全のための施設
私たちの周りにある交通安全のための施設は、次のものがあります。 |
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信号
(1)信号の役割
今の日本の交差点信号機の働きは、対向する車や歩行者を同時にスムーズに、安全に通過させるシステムが基本になっています。
また効率の良い交通状態にするため、交通量を感知して点灯時間をコントロールするものもあります。交通安全と渋滞緩和にはなくてはならないものです。
(2)信号の種類
独自の制御機能で単独に動いている信号機を一般信号機といい、最初から制御パターンが設定されており、時間帯や曜日によりパターンを切り替えて運用しています。主な種類は下記の通りです。
<プログラム多段式>
あらかじめ信号機の中に電子式のタイムスイッチを設け、時間や曜日を自動的に判別し、制御パターンを切り替えて動きます。
<半感応式>
車両感知器を設置し、常時「青」とし、従道路で車両を感知した場合のみ信号を切り替えます。主に道路の交通量が少ない交差点に設置されています。
<押ボタン式>
横断歩行者が押ボタンを押したときに、横断歩行者に「青」を切り替え渡れるようにします。
▲横型灯器 | ▲縦型灯器 |
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▲歩行者灯器 | ▲矢印灯器 |
標識の役割
(1)標識の役割
道路標識は、道路利用者に対して一定の方法で、案内、警戒、規制または指示の情報を提供することにより、道路における交通の安全と円滑な運行を図っています。
なかでも、案内標識は運行する車両や人を、目的地まで安全で円滑な誘導する大切な役目を果たしています。
従って設置する区分や場所、その他必要な事項は「道路標識、区画線および道路標示に関わる命令」に基づいて設置するように定められています。
(2)標識の種類
道路標識は、案内標識、警戒標識、規制標識、指示標識および補助標識に分類されます。
なお尚、道路上にはこれらの他、道路や交通の状況に応じて、案内、注意喚起、指導用の看板類が設置されていますが、これらは道路標識には含まれません。
1)案内標識
案内標識とは、道路利用者に目的地あるいは通過地への方向・距離などの情報を提供し、正しい道路交通を確保する為に欠くことの出来ない標識です。
市町村 | 都府県 | 方面、方向及び距離 | 方面及び車線 | 方面及び方向の予告 |
(101) | (102-A) | (105-A) | (107-A) | (108-A) |
方面及び方向 | 方面及び方向 | 方面及び方向 | 方面、車線出口の予告 | 出口 |
(108の2-A) | (108の2-C) | (108の2-E) | (111-A) | (113-A) |
著名地点 | 著名地点 | サービスエリアの予告 | サービスエリア | 非常電話 |
(114-A) | (114-C) | (116-A) | (116の2-B) | (116の2) |
非常駐車帯 | 駐車場 | 登坂車線 | 国道番号 | 国道番号(一般国道) |
(116の4) | (117-A) | (117の2-A) | (118-A) | (118-B・C) |
都道府県道番号 | 都道府県道番号 (一般都道府県道) |
道路の通称名 | まわり道 | 便所 |
(118の2-A) | (118の2-B・C) | (119-B) | (120-B) | (126-C) |
2)警戒標識
道路および沿道には運転上注意する箇所があります。これらを運転者に予告し、必要な減速と注意深い運転を要求する標識が警戒標識です。
+形道路交差点あり | T形道路交差点あり | ロータリーあり | 右(又は左)方屈曲あり | 右(又は左)つづら折りあり |
(201-A) | (201-C) | (201の2) | (202) | (206) |
踏切あり | 踏切あり | 学校、幼稚園、保育所等あり | 信号機あり | すべりやすい |
(207-A) | (207-B) | (208) | (208の2) | (209) |
落石のおそれあり | 路面凸凹あり | 合流交通あり | 車線数減少 | 幅員減少 |
(209の2) | (209の3) | (210) | (211) | (212) |
上り急勾配あり | 道路工事中 | 横風注意 | 動物が飛び出すおそれあり | その他の危険 |
(212の3) | (213) | (214) | (214の2) | (215) |
3)規制標識
車両や歩行者に対して、通行の禁止、制限等の規制を行う標識が規制標識です。
通行止め | 車両通行止め | 車両進入禁止 | 二輪の自動車以外の自動車通行止め | 大型貨物自動車等通行止め |
(301) | (302) | (303) | (304) | (305) |
大型乗用自動車通行止め | 二輪の自動車・原動機付自転車通行止め | 自転車以外の軽車両通行止め | 自転車通行止め | 指定方向外進行禁止 |
(306) | (307) | (308) | (309) | (311-A) |
指定方向外進行禁止 | 車両横断禁止 | 転回禁止 | 追い越しのための右側部分はみ出し通行禁止 | 駐停車禁止 |
(311-B) | (312) | (313) | (314) | (315) |
駐車禁止 | 時間制限駐車区間 | 危険物積載車両通行止め | 重量制限 | 高さ制限 |
(316) | (318) | (319) | (320) | (321) |
最大幅 | 最高速度 | 最低速度 | 自動車専用 | 自転車専用 |
(322) | (323) | (324) | (325) | (325の2) |
歩行者専用 | 一方通行 | 車両通行区分 | 特定の種類の車両の通行区分 | 専用通行帯 |
(325の4) | (326-A・B) | (327) | (327の2) | (327の4) |
普通自転車専用通行帯 | 牽引自動車の自動車専用道路第一通行帯通行指定区間 | 進行方向別通行区分 | 進行方向別通行区分 | 原動機付自転車の右折方法(二段階) |
(327の4の2) | (327の6) | (327の7-A) | (327の7-C) | (327の8) |
原動機付自転車の右折方法(小回り) | 環状の交差点における右回り通行 | 平行駐車 | 直角駐車 | 斜め駐車 |
(327の9) | (327-10) | (327-11) | (327-12) | (327-13) |
警笛鳴らせ | 徐行 | 一時停止 | 歩行者通行止め | 歩行者横断禁止 |
(328) | (329) | (330) | (331) | (332) |
4)指示・補助標識
指示標識は、交通に関して必要な地点の指示を行う標識です。
補助標識は、設置した標識に対しての理由(車両種類・時間・区間など)の表示を補助的に行います。
並進可 | 軌道敷内通行可 | 駐車可 | 停車可 | 優先道路 |
(401) | (402) | (403) | (404) | (405) |
中央線 | 停止線 | 横断歩道 | 自転車横断帯 | 安全地帯 |
(406) | (406の2) | (407-A) | (407の2) | (408) |
規制予告 | 距離・区間 | 日・時間 | 車両の種類 | 車両の種類 |
(409-A) | (501) | (502) | (503-A) | (503-B) |
駐車余地 | 始まり | 始まり | 終わり | 終わり |
(504) | (505-A) | (505-B) | (507-A) | (507-B) |
終わり | 通学路 | 追越し禁止 | 前方優先道路 | 踏切注意 |
(507-C) | (508) | (508の2) | (509) | (509の2) |
横風注意 | 動物注意 | 注意事項 | 規制理由 | 方向 |
(509の3) | (509の4) | (510) | (510の2) | (511) |
(3)標識に関するご意見は
標識に関するご指摘、ご意見、ご質問などは、交通規制などに関するものは、大阪府警のホームページ、案内標識などに関するものは国土交通省近畿地方整備局のホームページ上の標識BOXからお願いします。
路面標示
(1)路面標示の役割
道路に描かれている区画線や標示などのことです。交通の流れの整備、規制、警戒、案内、指示等の情報を適切に与え、交通の安全と円滑を図るうえでたいへん有効な手段です。
(2)路面標示の種類
路面標示の一例をご紹介します。
スクールゾーン | 自転車と人の分離歩道 | カーブ注意 |
減速路面表示 | 通学路強調シート | 立体減速標示シート |
とまれ 子どもに対して道路への飛び出し注意 |
防護柵
(1)防護柵の種類の役割
進行方向を誤った車両が対向車線や歩道などに逸脱するのを防ぎます。
また、運転手のケガや車両の破損を最小限にとどめたり、歩行者・自転車の事故を抑制するなどの目的を備えたものです。
(2)防護柵の種類
防護柵の一例をご紹介します。
■ビーム型防護柵としてガードレール、ガードパイプ、ボックスビーム などがあります。
■ケーブル型防護柵としてガードケーブル などがあります。
■コンクリートビーム型防護柵としてオートガード などがあります。
■景観防護柵として橋梁用防護柵、横断防止柵、歩道用ガードパイプ、転落防止柵、木製転落防止柵 などがあります。
ガードパイプ | ガードレール | 横断防止柵 |
橋梁用防護柵 |
その他
交通安全にスムーズにするために、他にも色々な施設が存在します。
以下に一部をご紹介します。
■カーブミラー
(道路反射鏡) 道路の交差部やカーブ等の見通しが悪い場所に設置されています。これらの場所を通行する車を安全かつスムーズに通すため、他の車や歩行者を確認するための鏡のことです。 |
■横断歩道橋 車道と歩道を空間的に分離することで、車や信号を気にすることなく安全に横断することができます。 |
■視線誘導標 下り勾配・カーブ地点の事故防止のため、ドライバーの視線を誘導し、道路形態を明示します。反射板などがこれに当たります。 |
■道路照明灯 夜間や天気の悪い時に運転者の視界を助け、交通事故を防ぐ役割を果たします。 |
■あんしん歩行エリア 住宅地や商業地の人身事故発生率が高い地域で、歩行者や自転車利用者を事故から守るための対策を重点に実施する地域のことです。 |
■注意喚起看板(自転車止まれ) あんしん歩行エリア内の交差点において、自転車の飛び出しに対し注意を促し、自動車などとの接触を減少させるためのものです。 |