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琵琶湖・淀川流域圏の現状と課題

現状水質の推移

琵琶湖や淀川での水質は法令による排水規制や下水道等の整備等によって、改善されてきていますが、琵琶湖や一部の河川の水質に関しては、依然として環境基準を達成できていません。
木津川上流等のダム貯水池では、赤潮、アオコが毎年のように発生しています。

ダムのアオコ
淀川でのBODの推移(年)
琵琶湖でのCODの推移(年)

現状発生源別の汚濁負荷対策の重要性

琵琶湖や河川に流入する生活排水や事業場排水による汚濁負荷については、下水道整備や排水規制等によって、ある程度削減された結果、市街地、田畑等からの面源負荷について、その対策の重要性が増してきています。

琵琶湖での発生源別の汚濁負荷割合

琵琶湖水位の変動パターンの変化

琵琶湖や河川では、洗堰の操作規則を制定して以降、水量、水位の変動パターンに大きな変化がありました。

瀬田川洗堰 操作規則策定前後での琵琶湖水位の比較

課題

課題

琵琶湖・淀川流域の水質については、非常に悪化した高度成長期より以前の水準を目指し、さらなる水質改善が望まれます。

課題

寝屋川や道頓堀川等の都市内河川は、都市における貴重な水辺空間としての役割をもっており、その価値を高めるためにも、より一層の水質改善が望まれます。

課題

下水処理の高度化や、市街地排水や農業排水による汚濁負荷の低減、河川の浄化等の取り組みが行われており、一層の推進が期待されます。

課題.

琵琶湖や淀川では水位操作に伴う水量、水位の変動パターンがコイ科の魚類等の産卵・生息に影響を与えている恐れがあります。 水位操作の見直し等により、生物の生息・生育環境の保全再生を図る必要があります。

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