TOP > 琵琶湖・淀川流域圏の再生計画 > 再生プログラム(5つの取り組み) > 水辺の生態系保全再生・ネットワーク > いきいきとながれる川づくり
これまでのダム・堰の運用は、人間の視点に立ち治水、利水を主目的として、流況の平滑化が図られ、攪乱の減少や季節的水位変動パターンの変化により、生物の生息・生育に影響を及ぼしてきました。 このため流域住民の安全・安心の確保を最優先にしつつ、生物の視点に立ち、可能な限り自然流況に近い流量が流れるように、治水、利水への影響を考慮した上で、ダム・堰の運用により水位変動や攪乱の増大を図り、流域河川内の土砂移動の連続性を確保し、自然な河原の復元等、川本来のダイナミズムを再生します。
また、琵琶湖水位の季節変動が魚類の産卵等、生物の生息・生育にとって望ましくなるよう、治水、利水上の課題や、生活、産業への影響を踏まえ、瀬田川洗堰等の運用、貯留施設の活用等を検討し、琵琶湖水位の変動を改善します。 また、夏季の水位低下を抑制するために、適正な水利用に向けて流域全体で取り組みます。
一庫ダム 放流前(2m³/s)
一庫ダム 放流中(20m³/s)
< ダム運用による撹乱の増大 >