淀川河川事務所

淀川の水利用

淀川大堰(河口から10km)
日本最大の湖である琵琶湖に源を発し、融雪期、梅雨期、台風期、それぞれ異なる時期に流出量が増加する流域を有する淀川は、わが国でも流況の安定した河川の一つといえます。
このため古くより利水事業が盛んに行われ、現在においては農業用水、工業用水、上水道用水など生活や産業に欠かせない重要な水資源として広く活用されています。
しかし、近年における幾度かの渇水や、地域開発を背景とした水需要の増加とともに、新たな水資源の開発や適切な流水管理などが必要とされています。
淀川大堰は、塩水の遡上を防止し、淀川での安定した取水と大阪市内河川へ淀川の水を分流するのに役立っています。
琵琶湖・淀川の水利用状況イラスト

琵琶湖・淀川の水利用(2009.3月末現在)

水利用促進のために淀川で何をやっているか

空から見た京都の街並の写真画像空から見た京都の街並
淀川には、たくさんの生活排水が流入しますが[図1]、最近では流域下水道の整備や住民意識の向上により、河川水質もかなり改善されてきました。[図2]淀川では、さらに安全な河川水の安定供給のため、礫間や木炭浄化施設[図3]の整備も行っています。

[図1] 淀川の下水排水(2005.3月末現在)

[図2] 淀川の現況水質

[図3] 河川水礫間浄化のしくみ

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