日本最大の湖である琵琶湖に源を発し、融雪期、梅雨期、台風期、それぞれ異なる時期に流出量が増加する流域を有する淀川は、わが国でも流況の安定した河川の一つといえます。
このため古くより利水事業が盛んに行われ、現在においては農業用水、工業用水、上水道用水など生活や産業に欠かせない重要な水資源として広く活用されています。
しかし、近年における幾度かの渇水や、地域開発を背景とした水需要の増加とともに、新たな水資源の開発や適切な流水管理などが必要とされています。
淀川大堰は、塩水の遡上を防止し、淀川での安定した取水と大阪市内河川へ淀川の水を分流するのに役立っています。
