淀川の舟運は、かつて大阪と京都を結ぶ人々の生活に欠かせない交通手段でしたが、道路や鉄道等の陸上交通の整備によって衰退してしまいました。近年では防災や観光を担う観点から見直されつつあり、2017年には、大阪市と枚方市の間で定期運航船が就航するなど、舟運復活の機運が高まっています。
淀川の舟運

淀川を航行する観光船
淀川では、舟運の災害時の利活用、公共事業への活用、地域活性化への活用に向けた取り組みを進めています。
淀川の舟運の歴史や復活に向けた取り組みについて、以下の動画およびパンフレットをご覧ください。
舟運と防災

災害発生時において、舟運が重要な役割を果たすことが期待されています。
災害によって陸上交通網が麻痺した際において、物資や人の輸送手段の代替として舟運の活用が考えられます。また、1995年の阪神淡路大震災の際には、舟運を活用することで被災した淀川下流部の堤防の迅速な復旧がなされた実績もあります。
災害によって陸上交通網が麻痺した際において、物資や人の輸送手段の代替として舟運の活用が考えられます。また、1995年の阪神淡路大震災の際には、舟運を活用することで被災した淀川下流部の堤防の迅速な復旧がなされた実績もあります。
舟運の工事への活用

舟運は、平常時の公共事業でも活用されています。
堤防や橋梁などの河川工事に使用する土砂や資機材、浚渫された土砂の運搬に活用されています。また、河川の巡視や調査、工事の警戒船の停泊等に緊急用船着場は利用されています。
堤防や橋梁などの河川工事に使用する土砂や資機材、浚渫された土砂の運搬に活用されています。また、河川の巡視や調査、工事の警戒船の停泊等に緊急用船着場は利用されています。
舟運による地域活性化

沿川自治体・舟運事業者と連携しながら、舟運を活用した地域活性化に向けた取り組みを推進しています。
歴史ある淀川沿川の魅力を発信していくために舟運をどのように活用できるのか、社会実験を行いながら検討しています。
引き続き、2025年に開催される大阪・関西万博も見据え、舟運の認知度向上とさらなる地域活性化に向け取り組んでいます。
歴史ある淀川沿川の魅力を発信していくために舟運をどのように活用できるのか、社会実験を行いながら検討しています。
引き続き、2025年に開催される大阪・関西万博も見据え、舟運の認知度向上とさらなる地域活性化に向け取り組んでいます。
淀川での航行にあたって

淀川の航行に当たっては、以下の利用の手続きをご確認ください。
また、淀川の緊急用船着場・緊急用河川敷道路ガイドマップを公開しております。
取り組み

淀川河川事務所や他の事業者・団体による舟運に関する取り組みを紹介しています。
淀川舟運活性化協議会

近畿地方整備局は、沿川自治体等の要望をふまえ、2025 年大阪・関西万博までの完成を目指し、淀川大堰閘門の整備に今年度着手したところです。
淀川河口から京都までを一気通貫の航路で結ぶことが可能となる淀川大堰閘門の完成は、舟運復活に向けた大きな一手となります。
国内外から多くの観光客の来場が見込まれる万博の開催は、淀川舟運の復活による「水都・大阪」をはじめとする沿川地域の魅力を世界に発信していく絶好の機会です。
淀川舟運の更なる活性化に向けた取り組みを関係者が協議・連携して推進すべく、淀川舟運活性化協議会を新たに設立・開催しました。
淀川河口から京都までを一気通貫の航路で結ぶことが可能となる淀川大堰閘門の完成は、舟運復活に向けた大きな一手となります。
国内外から多くの観光客の来場が見込まれる万博の開催は、淀川舟運の復活による「水都・大阪」をはじめとする沿川地域の魅力を世界に発信していく絶好の機会です。
淀川舟運の更なる活性化に向けた取り組みを関係者が協議・連携して推進すべく、淀川舟運活性化協議会を新たに設立・開催しました。