拡幅事業の概要

拡幅事業の概要

事業の目的

一般国道1号桜宮拡幅区間は大阪都心部と大阪北東部を隔てる大川(旧淀川)に架かる数少ない路線であるため、慢性的な渋滞が発生しています。

同拡幅は、国道1号の東野田交差点から東天満交差点までの0.7kmについて、交通混雑の緩和、快適で安全な歩行空間の確保、市民がより一層親しみやすくかつ使いやすい道路、地域の活性化を目的とし、現道幅員22m(4車線)から幅員40m(6車線)に拡幅する事業です。

新桜宮橋は拡幅事業の一環として、現在の桜宮橋(銀橋)に並んで建設されます。

計画概要

起終点 : 自) 大阪府大阪市都島区網島町 至) 大阪府大阪市北区天満1丁目
計画延長 : L=0.7km
幅員 : W=40.0m
構造規格 : 第4種第1級
設計速度 : 60km/h
車線数 : 6車線

経緯

都市計画決定昭和25年3月31日
事業化昭和63年度
用地着手昭和63年度
工事着手平成11年度
一部部分供用平成13年3月
暫定供用平成18年12月(新桜宮橋)
完成供用平成21年3月

整備効果

交通混雑の緩和

桜宮拡幅事業が完成すれば、4車線(現行)から6車線に広がるので、交通処理能力が大きく向上します。
これにより、渋滞ポイントの改善が図られ、円滑な交通の確保ができます。

快適で安全な歩行空間の確保

桜宮拡幅区間の周辺には、駅などの公共施設が多くあり、多くの歩行者や自転車が桜宮橋を行き交っています。桜宮橋は、春の「造幣局の桜の通り抜け」や夏の「天神祭」で鈴なりの人だかりとなります。
桜宮橋の歩道を拡幅することは、一層の利便性と快適で安全な歩行空間を確保することになります。

地域の活性化

大阪市の南北軸を形成する御堂筋に対する曾根崎通りは、東西軸として整備を進めています。車が走る道としての機能だけでなく、人々が集い、情報文化の発信基地ともいうべき空間を形成するメインストリートとして計画を進めています。
桜宮拡幅事業はその一部であり、新たな交通軸を形成し、地域の活性化につながります。

魅力的な都市景観の創出

大阪のシンボルの一つである大川に架かる桜宮橋は「銀橋」の愛称とともに古くから大阪市民に親しまれてきました。この付近は、春は「造幣局の桜の通り抜け」、夏は日本三大祭りの一つである「天神祭」に訪れる人々で大変なにぎわいを呈しています。

一覧に戻る