事業の紹介

風屋川津・宇宮原工区

風屋川津・宇宮原工区

紀伊半島内陸部の活性化を担って

「五條新宮道路」の整備区間である五條市以南の国道168号は、急峻な地形条件のため、未改良区間(線形不良・狭小幅員)が多く、大部分が異常気象時通行規制区間となっているため、奈良県・和歌山県において順次整備を行っています。

 特に、風屋川津・宇宮原工区は、地形条件が厳しく整備に高度な技術を要する区間であるため、国土交通省権限代行事業として、安定した交通路の確保、線形が厳しい箇所・幅員狭小区間の解消、医療施設へのアクセス向上、地域の活性化等を目的に「五條新宮道路(風屋川津・宇宮原工区)」として整備を進めています。
  • 線形が厳しい国道168号

  • 風屋地区での土砂崩落状況(平成24年4月)

整備効果

災害に強い道路が確保されます

 現国道168号における異常気象時の交通規制や崩土などによる通行止めが発生しても、風屋川津・宇宮原工区の開通により安全で安定した交通が確保されます。

 また、地域住民にとっては、被災時の孤立化を防ぎ、緊急避難ルートとして活用できるようになります。国道168号風屋川津・宇宮原工区が開通すれば、長殿地区における異常気象時の交通規制や崩土による通行止めのリスクが低減され安全で安定した交通が確保され、紀伊半島内陸部の安全性の向上に寄与します。


  • 写真①被害状況(H23.9)

  • 写真②被害状況(H23.9)

  • 写真③被害状況(H24.6)

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【主要諸元】
路線名 一般国道168号
箇所名 五條新宮道路(風屋川津・宇宮原工区)
延長 6.9km
規格 第3種第2級
車線数 2車線
設計速度 60km/h
場所 吉野郡十津川村野尻~十津川村宇宮原

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【経緯】
H6年度 地域高規格道路「五條新宮道路」
計画路線に指定
H25年度 国による権限代行として新規事業化

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