事業の紹介

長殿道路

長殿道路

紀伊半島内陸部の活性化を担って

「五條新宮道路」の整備区間である五條市以南の国道168号は、急峻な地形条件のため、未改良区間(線形不良・狭小幅員)が多く、大部分が異常気象時通行規制区間となっているため、奈良県・和歌山県において順次整備を行っています。

 特に、紀伊半島大水害(平成23年9月)により被災した長殿地区では、地形・地質条件が厳しく整備に高度な技術を要する区間であるため、国土交通省権限代行事業として、安定した交通路の確保、生活の利便性向上、地域の活性化等を目的に「国道168号長殿道路」として整備を進めています。
  • 線形が厳しい国道168号

  • 幅員狭隘区間を走行する大型車

整備効果

災害に強い道路が確保されます

 現国道168号における異常気象時の交通規制や崩土などによる通行止めが発生しても、長殿道路の開通により安全で安定した交通が確保されます。

 また、地域住民にとっては、被災時の孤立化を防ぎ、緊急避難ルートとして活用できるようになります。国道168号長殿道路が開通すれば、長殿地区における異常気象時の交通規制や崩土による通行止めのリスクが低減され安全で安定した交通が確保され、紀伊半島内陸部の安全性の向上に寄与します。


  • 箇所①被害状況(H23.9)

  • 箇所①被害状況(H23.9)

  • 箇所②被害状況(H23.9)

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【主要諸元】
路線名 一般国道168号
箇所名 長殿道路
延長 2.7km
規格 第3種第2級
車線数 2車線
設計速度 60km/h
場所 吉野郡十津川村長殿~十津川村長殿

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【経緯】
H6年度 地域高規格道路「五條新宮道路」
計画路線に指定
H24年度 国による権限代行として新規事業化

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