事業の紹介

十津川道路(Ⅱ期)

十津川道路(Ⅱ期)

紀伊半島内陸部の活性化を担って

 十津川道路(Ⅱ期)は、高規格道路である五條新宮道路の一部を構成し、近畿自動車道紀勢線及び京奈和自動車道等の幹線道路と一体となって広域ネットワークを形成し、太平洋沿岸部と紀伊半島内陸部の交流促進を図る役割を担っています。

 また、一般国道168号の和歌山県・奈良県境付近は、急峻な山地を通過する未改良区間(線形不良、幅員狭小、異常気象時通行規制区間)であり、これらのうち、「地すべりブロック」近傍や「崖錐ブロック」直下など、脆弱な地質帯を通過し整備に高度な技術を要する十津川村平谷~七色に至る5.6kmの区間について国土交通省権限代行事業として整備を進めています。
  • H23被災の状況(十津川村桑畑)

  • H29十津川村平谷地区

整備効果

移動時間の短縮で観光地や地域産業が活性化します

 五條新宮道路の整備により紀伊半島内陸部地域の生活の中心地である五條市から新宮市への所要時間が短縮されるとともに、京阪神地域との結びつきも強化され地域間の交流が促されます。

 また、十津川温泉郷や世界遺産である熊野参詣道小辺路などの観光地への周遊ルートが確保されることにより環境客数の増加が期待でき、地域の活性化に寄与します。

 さらに、当該区間の整備より、十津川村内で生産される木材の効率的で安定した輸送の確保と新たな付加価値を生み出す「第6次産業化」の促進が期待されます。


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【主要諸元】
路線名 一般国道168号
箇所名 十津川道路(Ⅱ期)
延長 5.6km
規格 第3種第2級
車線数 2車線
設計速度 60km/h
場所 吉野郡十津川村大字七色~十津川村大字平谷

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【経緯】
S57年度 調査開始
H6年度 地域高規格道路「五條新宮道路」
計画路線に指定される
R2年度 事業化

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