大阪府における交通事故の特徴
ここでは、大阪府下の交通事故の傾向を紹介します。
高齢者
(1)高齢者(65歳以上)の事故件数の推移
・全国の高齢者事故は減少傾向。大阪では横ばい傾向が続いていましたが、近年は
減少してきています。
・大阪の高齢者事故割合は、全国を下回っています。
▲図 大阪および全国の高齢者の事故件数の推移
▲図 大阪および全国の高齢者の事故割合の推移
(2)高齢者(65歳以上)の事故の詳細
1)高齢者の事故状態別死傷者の割合
大阪の高齢者事故は「自転車乗車中」が多く、全体の約4割を占めています。一方、全国では「自動車乗車中」の事故が多く発生しています。
▲図 大阪および全国の高齢者の事故状態別死傷者の割合
2)高齢者の自宅から事故現場までの距離(歩行中および自転車乗車中)
大阪における高齢者の事故(歩行中および自転車乗車中)の7割以上は、自宅から1km以内で発生しています。
▲図 大阪および全国の高齢者の自宅から事故現場までの距離別の事故発生割合
(歩行中および自転車乗車中)
3)大阪における歩行中の高齢者の死傷事故原因(第一当事者の場合)
大阪における歩行中の高齢者の死傷事故の原因(第一当事者の場合)は約6割が「信号無視」です。
※第一当事者とは交通事故に関連した人のうち過失が重いものをいう
▲図 大阪における歩行中の高齢者の死傷事故原因
(第一当事者の場合)
4) 大阪における運転中の高齢者の事故原因(第一当事者の場合)
大阪における自転車事故の原因(第一当事者の場合)の約4割は「安全不確認」です。
※第一当事者とは交通事故に関連した人のうち過失が重いものをいう
▲図 大阪における運転中の高齢者の事故原因
(第一当事者の場合)
※小数点以下を四捨五入したため合計が100%にならない場合がある (財)交通事故総合分析センター令和5年8月発行「交通事故統計年報(令和4年版)」 (財)大阪府交通安全協会令和5年4月発行「大阪の交通白書(令和4年版)」 |