河川改修のあゆみ
熊野川の治水事業の経緯
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年次 | 着手の契機 | 治水計画 | 計画流量 | 備考 |
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明治22年~ (1889年) |
明治22年8月洪水 (十津川大水害) |
堆積土砂の除去 河道掘削 |
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昭和22年~ (1947年) |
中小河川改修事業 (和歌山県) |
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昭和35年~ (1960年) |
昭和34年9月洪水 台風15号 (伊勢湾台風) |
和歌山県小規模改修事業 | 計画高水流量: 19,000m3/s(相賀地点) |
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昭和36年~ (1961年) |
三重県小規模改修事業 | |||
昭和45年 (1970年) |
一級河川指定 (直轄編入) |
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昭和45年 (1970年) |
熊野川水系工事実施 基本計画策定 |
計画高水流量: 19,000m3/s(相賀地点) |
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昭和46年 (1971年) |
支川相野谷川直轄編入 | 計画高水流量: 580m3/s(熊野川合流地点) |
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昭和47年 (1972年) |
支川市田川直轄編入 | 計画高水流量: 140m3/s(熊野川合流地点) |
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昭和54年~平成17年 (1979年~2005年) |
相野谷川捷水路事業 | 相野谷川の捷水路化 | ||
昭和57年~昭和61年 (1982年~1986年) |
昭和57年8月洪水 台風10号 |
市田川水門・排水機場整備 | ||
昭和63年~平成8年 (1987年~1996年) |
特定構造物改築事業 | 鮒田水門の整備
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平成9年~平成12年 (1997年~2000年) |
平成9年7月洪水 台風9号 |
市田川排水機場の増強 | ||
平成13年~平成21年 (2001年~2009年) |
水防災対策特定河川事業 | 輪中堤の建設 宅地かさ上げ |
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平成20年 (2008年) |
新宮川水系河川整備 基本方針策定 |
計画高水流量: 19,000m3/s(相賀地点) |
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平成23年~平成28年 (2011年~2016年) |
平成23年9月洪水 台風12号
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河川激甚災害対策 特別緊急事業 |
河道掘削、築堤、 輪中堤かさ上げ等 |
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平成29年~令和3年 (2017年~2021年) |
緊急対策特定区間指定 | |||
平成31年 (2019年) |
市田川流域大規模 浸水対策計画策定 |
市田川排水機場の増強、 河口砂州掘削 |
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令和3年 (2021年) |
新宮川水系河川整備 基本方針(変更) |
計画高水流量: 23,000m3/s(相賀地点) |
熊野川
河川激甚災害対策特別緊急事業・緊急対策特定区間事業
平成23年台風12号により甚大な浸水被害を受け、再び台風12号と同じような洪水が発生しても被害が出ないように、河道掘削、堤防整備、堤防強化などを実施しました。(令和3年完成)


相野谷川
捷水路事業
圃場整備事業と連携し、河道を直線化しました。(平成7年完成)

鮒田水門改築
熊野川本川の洪水が相野谷川に流入するのを防ぐ鮒田水門を改築しました。

水防災対策特定河川事業
●輪中堤、止水壁、宅地嵩上げ、道路嵩上げ等で浸水被害を防ぎます。
●鮒田、高岡、大里の3地区で輪中堤等の整備を終了しました。
●鮒田、高岡、大里の3地区で輪中堤等の整備を終了しました。

市田川
市田川排水機場・市田川水門 (昭和61年完成・平成12年排水ポンプ増設)

熊野川本川の洪水が市田川に流入するのを防ぐ市田川水門及び市田川の水を排水する市田川排水機場を整備しました。
●熊野川に洪水や高潮が生じた時、水門を閉め、市田川の水位上昇を防ぎます。
●市内の雨水が市田川に流れ込み、市田川の水位が上昇してきたときに、ポンプを稼働し、熊野川へ市田川の水を排水し、内水被害の発生を防ぎます。
●東南海地震による津波が発生した場合には、水門を閉め、津波の侵入を防止します。
●熊野川に洪水や高潮が生じた時、水門を閉め、市田川の水位上昇を防ぎます。
●市内の雨水が市田川に流れ込み、市田川の水位が上昇してきたときに、ポンプを稼働し、熊野川へ市田川の水を排水し、内水被害の発生を防ぎます。
●東南海地震による津波が発生した場合には、水門を閉め、津波の侵入を防止します。
市田川排水機場増強(令和6年完成)

市田川排水機場を増強(新設)しました。
●平成29年台風第21号の出水を契機に平成31年3月に策定された「市田川流域大規模浸水対策計画」に基づき、市田川における浸水被害軽減を目的に整備。
●平成29年台風第21号の出水を契機に平成31年3月に策定された「市田川流域大規模浸水対策計画」に基づき、市田川における浸水被害軽減を目的に整備。