かしこいクルマの使い方を考えるプロジェクト京都

クルマ利用と地球環境

環境にやさしい行動とクルマの使い方の見直し

CO2を減らすには、クルマの使い方の見直しが、最も効果的。

「環境に優しい行動」として、冷暖房の調整や、リサイクルなどが言われています。
しかし、「クルマ利用を少し控える」ことの方が、何倍〜何十倍も効果的です。

    1年間あたりのCO2削減量


上図に示されている数値に関する詳しい計算方法・考え方については、以下をご覧下さい。

〜1年間あたりのCO2削減量〜

ここでは、提供した情報に用いたCO2排出削減効果の詳しい算定方法について紹介します。

〔参考文献〕太田裕之、藤井聡:
環境配慮行動における客観的CO2排出削減量事実情報提供の効果に関する実験研究
土木学会論文集、2007


●節電に関する取り組み

 環境省地球環境局地球温暖化対策課※1の示すCO2原単位0.36kgCO2/kwhというデータを用いて、以下の行動におけるCO2排出削減効果を算出しました。

1)冷房の温度を1℃高く、暖房を1℃低くする。

 2.2kW機器のエアコンにおいて、外気温35℃、設定温度を27℃から28℃へ変更する際、1時間あたり電力消費量16.2Whが削減されます。
 また、外気温7℃、設定温度を21℃から20℃へと変更すると、1時間あたり電力消費量46.86Whが削減されます(省エネルギーセンター※2)。
 冷房使用112日間、暖房使用169日間それぞれ1日あたり9時間使用するものとし、1世帯あたり年間で32kgのCO2が削減されます。

2)照明をこまめに(1日合計60分)消す。

 15Wの蛍光ランプを1灯、毎日平均1時間消灯すると、年間で2kgのCO2が削減されます。

3)テレビの利用時間を1日60分減らす。

 100Wのテレビを1日1時間短縮すると、年間で13kgのCO2が削減されます。

4)冷蔵庫にものを詰めすぎないようにする。

 周囲温度25℃、設定強度中で標準詰め込み量を2L容器で入れた場合と、500mL容器で入れた場合の24hの消費電力量を測定した結果、電力消費量187.5Whが削減されます(省エネルギーセンター※2)。このデータに原単位を乗じることで算出した結果より、1世帯あたり年間24.6kgのCO2が削減されます。


●ガスの節約に関する取り組み

 環境省地球環境局地球温暖化対策課の示すCO2原単位2.1kgCO2/m3というデータを用いて、以下の行動におけるCO2排出削減効果を算出しました。なお、原単位は都市ガスの値を用いました。

5)家族で続けて風呂に入り、追いだきを1日1回減らす。

 給湯器の実測結果より熱効率85.6%と算出され、それを用いて、周囲温度20℃、45℃のお湯200Lが2時間で40.5℃となったときの45℃までの追いだきのためのエネルギー消費量を算定すると、ガス消費量が104.67L削減されます(省エネルギーセンター※2)。
 これらのデータに原単位を乗じ、算出した結果より、1世帯あたり年間80.2kgのCO2が削減されます。

6)お風呂でシャワーを1日2分減らす。

 給湯器の実測結果より、利用温度45℃、12L/分の条件のもと、1分あたりのエネルギー消費量、水消費量を求め、1日1回あたり、シャワー利用時間を10分程度とした場合のエネルギー消費量と、1回あたり1分短縮した場合の省エネ効果はガス25.32L、水12L/分でした(省エネルギーセンター※2)。
 ガス使用の原単位、および、水使用1m3あたり0.58kgのCO2が削減される(環境省)ことをあわせて算出した結果、1世帯あたり年間43.9kgのCO2が削減されます。


●ゴミの削減に関する取り組み
7)買い物の際、袋や容器等の包装材が少ないものを選ぶ。

 京都大学環境保全センターの調べより、4人家族が3日分の食事のためスーパーと市場で同じ材料を購入したときの包装材の重量差のCO2原単位は638.3gCO2(全国地球温暖化防止センター※3)。上記データをもとに、平均世帯人数を3人とし、算出した結果、1世帯あたり年間58.3kgのCO2が削減されます。

8)ビン、缶、ペットボトル、牛乳パック、食品トレイを全てリサイクルに出す。

 年間総生産量は、ペットボトル437kt(環境省廃棄物・リサイクル対策部企画課※4)、缶361億個、そのうち54%スチール缶、46%がアルミ缶(社団法人日本鉄鋼連盟スチール缶委員会※5))、ガラスびん1.625Mt(日本ガラスビン協会※6)、牛乳パック166億個、食品トレイ52kt(EICネット※7)また、環境省地球環境局地球温暖化対策課よりそれぞれのCO2原単位はペットボトル0.07kgCO2/個(製品単体重量は40gとする)、スチール缶0.04kgCO2/個、アルミ缶0.17kgCO2/個、ビン0.11kgCO2/個(製品単体重量は350gとする)、牛乳パック0.16kgCO2/個、食品トレイ0.008kgCO2/個(製品単体重量は7gとする)。

 これらの条件および、平成12年国勢調査※8による人口127,000,000人を用い、1人あたりの削減量を求め、1世帯あたり3人、および屋外から出る量を1/3、屋内から出る量を2/3と仮定し、算出した結果、1世帯あたり年間121.2kgのCO2が削減されます。


●クルマ利用に関する取り組み

 環境省地球環境局地球温暖化対策課の示す、ガソリン使用1Lあたり、2.3kgCO2/Lという原単位を用いて、以下の行動におけるCO2排出削減効果を算出しました。

9)1日平均10分クルマの利用を控える

 燃費は10km/L、時速40km強で1分に0.7km進むものとし、年間365日で算出した結果、1世帯あたり年間587.6kgのCO2が削減されます。

10)1日5分間アイドリングストップを行う

 アイドリング1分間で13ccの燃料が消費される(交通エコロジー・モビリティー財団※9)とのデータを用い、1日5分、年間365日として算出した結果、1世帯あたり年間54.6kgのCO2が削減されます。

[参考ホームページ]
日本モビリティマネジメント会議ホームページかしこいクルマの使い方を考える」ための基礎データ(動機付け情報)◆クルマ利用と環境問題◆」参照

Copyright © 2015 国土交通省近畿地方整備局京都国道事務所. All Rights Reserved.