かしこいクルマの使い方を考えるプロジェクト京都

クルマ利用と健康

 クルマではずっと座っていられます。

だからこそ、便利なのですが、

 だからこそ、健康/ダイエットにはあまり良くありません。

移動に伴う消費カロリーの話

  例えば、クルマで30分かけてある場所に行ったとしましょう。

 その時の、往復の平均消費カロリーは約100キロカロリーです。

 これは、電車やバスを利用した場合の半分以下です。

 これをもし1年続ければ、その差は、燃焼する脂肪の重さにして約4.5kg

 ジョギングやジムに行かなくても、クルマを控えるだけで、

 手軽にダイエットができるかもしれません。

     移動に伴うカロリー

実際に、クルマで通勤する人は、それ以外の人々よりも、1.4〜1.5 倍も多く肥満になっています。

     通勤手段と肥満の人の割合

上図に示されている数値に関する詳しい計算方法・考え方については、以下をご覧下さい。

〜移動に伴う消費カロリー〜

 クルマ利用1時間の移動距離を電車の移動時間に置き換えた場合の、
 クルマと電車のそれぞれでの移動での消費カロリーを計算し、比較します。
 グラフの値の計算では、以下のような仮定をしています。

  1. 15km離れた地点への往復の移動を考える。
  2. クルマは 時速30km、電車は 時速40kmで移動する。
  3. 電車の場合、駅までの徒歩や乗り換えの時間として、片道20分かかる。
  4. 移動中の各行動の1分あたりの消費カロリーは、以下の値を用いる。

クルマの運転 1.7kcal/分
電車に乗る 2.2kcal/分
徒歩 3.3kcal/分
(この数値は、体重 60 kgの方の場合の消費カロリーです。)

この仮定の下では、
クルマでは、往復で30 kmの距離を1時間で移動し、その間
1.7kcal/分× 60分= 102kcal、

電車では、往復約30kmの距離を約40分で移動し、
2.2kcal/分× 40分= 88kcal、

また、電車では、電車に乗る以外の時間を徒歩で、往復約40分で、
3.3kcal/分× 40分= 132kcal
を消費することになります。

 この計算からわかるように、クルマで1時間の移動をすると、102kcal、電車では、合計80分かかり220kcalを消費しています。
つまり、クルマではなく、電車を使えば、消費カロリーは、2倍以上になるわけです。

[参考ホームページ]
日本モビリティマネジメント会議ホームページかしこいクルマの使い方を考える」ための基礎データ(動機付け情報)◆クルマ利用と「健康・ダイエット」◆」参照

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