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5つの連携テーマ

水と人とのつながりの再構築

琵琶湖・淀川そのものを「流域ミュージアム」とし、水にかかわる自然、歴史、文化等について、学習・体験するなかで、水と人とのつながりを再認識できるよう、情報発信や施設整備を行います。
また、水と人々の暮らしのかかわり方として伝承されてきた流域の「水文化」を、健全な形で次世代につなぎ、水にかかわる知恵を継承・発展していくために「水との復縁」運動を展開していきます。

(2)「水との復縁」運動の展開

水をはじめとする流域の様々な恵みを再認識するため、水と暮らしのあり方について流域をあげて見つめ直し、疎遠になったり、おろそかになっている水に関わる様々な活動を再生するため「水との復縁」運動を展開します。

1)水文化・歴史の再発見
  • 住民の視点に立った河川環境マップ、水防マップ、災害対策ハザードマップの作成のため、GISを活用して基盤整備を行います。
  • 水文化を伝承する「琵琶湖・淀川の語り部」の認定・活用等を通じ、琵琶湖・淀川特有の歴史・文化の発信を行います。
  • 歴史街道推進協議会と連携して、水に関わる遺跡や名勝地を周遊する「水文化探訪ツアー」や地域と連携して十石船や三十石船を活用した船による「歴史探訪ツアー」を行います。
  • 生活文化として息づいてきた流域内の井戸や名水の現状点検を行い、その再生を図ります。
  • 河川のもつ空間機能をあらためて活用するため、阿国歌舞伎等、河原の文化や河原の賑わいを復活させます。
  • 水と人のかかわりの中で育まれてきた流域の漁業文化・食文化・祭り等の水文化を保存・継承するとともに、それらを担う団体相互の連携・交流を行います。
  • 近代を支えた産業遺構としての流域の土木遺産を保存・継承します。