淀川の堤防について、堤体や地盤の土質調査を行い洪水時の浸透・侵食作用を解析して個々の場所の堤防の安全性を評価しました。
今後はこの点検結果を踏まえ、安全性の不足している箇所について計画的に堤防強化を進めます。
また、危険水位(氾濫の起こる恐れがある水位)の設定や重要水防箇所に反映し、住民の皆さんの避難情報や水防団体などの水防活動に役立てていきます。
堤防の危険度評価について
堤防の安全点検結果(平成22年3月末現在)
淀川本川(1)堤防詳細点検及び対策位置図
淀川本川(2)堤防詳細点検及び対策位置図
桂川 堤防詳細点検及び対策位置図
宇治川 堤防詳細点検及び対策位置図
木津川(1)堤防詳細点検及び対策位置図
木津川(2)堤防詳細点検及び対策位置図
浸透破堤
低い水位でも、長期にわたる洪水により、河川の水が堤防にしみわたり、堤防の強度が低下し、川裏(住宅のある方)の堤防が崩れる現象

洪水が長期にわたると、河川の水が堤防にしみ込む。

街側に水がしみ出て、もろくなった堤防がくずれはじめる。

堤防を押しくずして、水が一気に街側に流れ出る。
侵食作用
堤防本体もしくは堤防前面にある高水敷(いわゆる河川敷)が削り取られること。



危険水位
「洪水予報対象河川」の主要な水位観測所に設定される「氾濫の恐れが生じる水位」で、洪水警報の発表において用いられます。
危険水位は各地点によって違いますが、下図の浸透・侵食のどちらか低い方の水位を危険水位としています。危険水位を超えた場合や超えそうな場合には、国土交通省と気象庁が共同で発表する「洪水予報」の中で「洪水警報」が発表されます。
この「洪水予報 <洪水警報>」はテレビなどで知ることができますので、地域住民の皆さんは自主的な避難を心がけてください。
市区町から避難勧告がでた場合には、関係者等の指示に従って速やかに避難しましょう。
危険水位は各地点によって違いますが、下図の浸透・侵食のどちらか低い方の水位を危険水位としています。危険水位を超えた場合や超えそうな場合には、国土交通省と気象庁が共同で発表する「洪水予報」の中で「洪水警報」が発表されます。
この「洪水予報 <洪水警報>」はテレビなどで知ることができますので、地域住民の皆さんは自主的な避難を心がけてください。
市区町から避難勧告がでた場合には、関係者等の指示に従って速やかに避難しましょう。

浸透による破堤の恐れが生じる水位
浸透が始まり、堤内地の法尻から水が噴き出す水位

侵食による破堤の恐れが生じる水位
侵食が始まり、堤防が危険と判断される水位