淀川河川事務所

毛馬排水機場周辺の施設

③北向地蔵

北向地蔵(きたむきじぞう)は、そのむかし、聖徳太子が仏教を広めるために、六万体の地蔵を作らせ、全国に安置したと伝えられる地蔵であり、そのうちの3体が、現在、まつられています。 1体目は、明治末期に、旧洗堰(きゅうあらいぜき)・閘門(こうもん)工事の際に大川の土砂採取(どしゃさいしゅ)で発見されました。 2体目は、大正9(1920)年ごろに十三付近にある旧光立寺※(きゅうこうりゅうじ)の整地(せいち)の際に掘り出されました。 3体目は、昭和6(1931)年ごろ旧内務省※大阪土木出張所の敷地内にあったものが移転されました。 洪水から守っていただくなどのご利益がある地蔵として毎年8月23日に供養(くよう)されています。
※光立寺:現在の中津付近にあった「光立寺機械工場(昭和初期まで立地)」と考えられている。
※内務省:明治6(1873)年に設置された警察・地方行政などを統括した中央官庁のこと。第二次世界大戦後の昭和22(1947)年に廃止された。 
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