第1回懇談会 討議内容
川とのかかわり
- 子供達に川への親しさ、懐かしさを植え付ける水辺風景のあり方についての検討。
- ユニバーサルアクセスという概念がでてきている。つまり川においても高齢者の方にどう楽しんでいただけるのか、生きものをどう楽しむのかという検討が必要。
- 人と川が一体になって遊べるような「川の駅」整備についての検討。
- 川を生活の場に戻すような工夫や川を町の中心に据えるという発想ができないか。
- 堤防整備により安心して生活できるようになった反面、川に対する畏敬の念が消えた。川と向き合うことが必要。
防災(治水)
- 森林荒廃や人工林が要因となる水源涵養能力低下に対する、流域での取り組みの検討。
- 自然を守るということと災害から守るということの両立が重要テーマになる。
河川工法(多自然型)
- 自然保護を提唱していくうえで自然を残した工事の実施についての検討。
自然環境
- 森・川・田畑等、環境的な意味での生産能力を環境容量として捉え、加古川の流域全体において、環境容量がどれだけあるのかを把握することが必要。
- 魚道が整備されていない井堰における対策の検討。
水質・水量
- 安定した水量が確保できる方法についての検討。加古川大堰建設に伴う大堰上流のヘドロの堆積と、下流への影響についての検討。
景観・風景
- 上流から河口まで河川景観を再確認し、役割や活用を配慮した景観問題の検討。
親水・利用
- 川にどう親しむか、どのような手法を取るべきかを考えることが重要。
広報
- 市民が川を見るようになるためには、何が必要となるかを検討。災害時等を含む365日の行政の努力についてPRしていくことが必要。
- 流域住民が川にもっと親しめるようになるための、行政PRの検討。
- 瓦版程度の河川情報誌の配布や、情報ネットワーク構築によるイベント・文化活動の情報提供の提案。
教育・学習
- 加古川全体を学習するための加古川博物館の建設や教材(副読本)の作成。
川づくりのあり方
- 川において子供達に何を残してやれるかというのが大きなテーマになる。
- 河川管理(治水・利水・環境)について、流域全体の統合的管理の観点から見ていくことが必要。
- 官民一体の川づくりを進めるには、フリーに提議できるようなシステムづくりが大切。
- 統合的管理を進めるうえで、各事業を推進するための意思決定や進行管理などを、統合的に見ていくようなシステムや体制が必要。
- 川は人がつくる自然とも言える。うまく人の心になじんでいけるような文明の川としての川づくりが大切。