加古川を考える懇談会 発表・討議 要旨

第12回懇談会 討議内容

「加古川を考える懇談会」は平成9年度に発足してから、毎年3~4回実施し、今回が12回目となります。加古川に関係する地域の代表の方々、川に対して思いの深い方々から自由に意見をいただき、川に対する考え方を勉強していくことを目的に続けて参りました。

昨年度までを一区切りとし取りまとめを行いました。川と人々とのかかわり、防災、河川工法、自然環境、水質・水量、景観・風景、親水利用、広報、教育・学習のあり方を取りまとめ、みんなでつくっていく川づくり等、様々な観点から議論されてきました。

平成12年度になり、開催場所を下流の加古川市内だけではなく上流域や中流域にも広げ、現場を見ながらの議論も必要であることから、地域の方々とも交流し、一般の方にも参加していただくことを考え、今回は朝来町で開催させていただくことになりました。

朝来町は加古川流域ではありませんが、上流という意味では円山川の上流も抱える課題は通じるものがあるのではないかということで、この地で開催させていただきます。活発な議論・交流をさせていただき、さらに勉強を積んでいきたいと思っております。

事務局

円山川現地見学会

「あさご自然塾」の自然環境保全活動が行われた現地において、活動内容やその後の経過について説明していただきました。

円山川の護岸工事において仮締切が実施されることから、工事区域内に生息する魚類等を捕獲し工事区域外へ放流するという「円山川に棲む魚救出大作戦」が、「あさご自然塾」主催により平成12年3月19日に実施されました。その活動現場を見学し、活動の様子やその後の経過などについて「あさご自然塾」の方々からお話をうかがいました。

発表-1 講師:兵庫県立水産試験場内水面漁業センター 岡島義和氏

「魚の性質」と題し、内水面漁業センターの業務内容を紹介していただきながらアユやサケ・マス類の回遊についてのお話などをうかがいました。その後様々な質疑をお願いしました。

発表-2 講師:「あさご自然塾」代表 山中一之氏

「あさご自然塾」の活動内容について紹介していただき、運営のあり方や苦労されていることなどについて意見交換を行いました。