第14回懇談会 (発表-1)加古川かわあそびフェスタ 詳細

加古川かわあそびフェスタ
加古川かわあそびフェスタ実行委員長 内橋欣司氏

加古川かわあそびフェスタ実行委員長の内橋欣司でございます。現在、ボーイスカウト社第一団の団長として活動させていただいておりますが、その前に小野加東青年会議所で8年間、様々なイベント等をさせていただきました。

今回「加古川かわあそびフェスタ」を開催するにあたり、どのように進めていったかについて紹介します。

町長から「加古川の河川敷で何かいいイベントが開催できないかな」というお尋ねがありました。内容的にもまた組織的にも長年できるような組織を組んでいくほうがいいのではないか、各種団体に参加してもらうことによっていろんな発想ができるのではないかということで、子供連絡協議会、小野加東青年会議所の有志の方々にお願いして開催するようになりました。

「加古川かわあそびフェスタ'99」の開催内容

  • ボーイスカウト主体で段取りを進めましたので、三木から黒田庄、加美町までの北播地区のボーイスカウト組織の方々に呼びかけていただきました。当日は200名程度の参加があり、一日楽しくイベントを開催することができました。
  • 第1回目のフェスタの催しとしては加古川に関することをやっていきたい、この自然にあったものにしていきたいということでまず魚釣りが頭に浮びます。しかし今の子供たちは魚釣りはできるが魚釣りの道具を作れないということで、竹を切って竹の竿づくりを体験してもらいました。
  • お昼には飯ごう炊さんを経験してもらいました。河川敷であり、直接地面に火を置くことは環境上いろいろな問題も出ますので、20センチ程上げた台付きのかまどを作りこの上で飯ごう炊さんをしました。子供たちと親が一緒に飯ごう炊さんをしまたおかずも一緒に作るようにしました。
  • かつて商工会の祭りで使ったかごかき競争を遊ぼうということで、手作りのかごかき競争を行いました。
  • 土手の上からダンボールとかビニールシートをお尻に敷いて滑るような遊びも行いました。道具を用意しないで自分たちが日ごろ持っているもので遊べたらという目的で遊ばせていただきました。
  • 全長50m程のテトラポットが設置された狭い所でしたが一番安全な場所を選んで魚釣り大会を行いました。こんな狭い所では釣れへんやろうという批判を受けたのですが、3~4cmぐらいの小さな魚でしたが1匹釣ってくれましたので、スタッフ一同ホッといたしました。

「加古川かわあそびフェスタ2000」の開催内容

  • 第1回目のかわあそびが好評であり2000年にももっと楽しいものをやってもらえないかという要請があり各種公共団体からの協力も受けました。第2回目からはきちっとした本部テントと旗さしものも町から用意していただきました。
  • 各種団体から「加古川でイベントをするのだから川のことも勉強してもらいたい、環境についても考えてもらおう」という目的で、加古川流域の地図や加古川で生息している魚・虫などを展示し参加者全員に加古川のパンフレットを配布しました。
  • 当日は150名ぐらい集まっていただきました。
  • 第2回目の目玉として加古川漁業組合に協力をお願いして川の岸辺に網を張り、その中に200匹程のアマゴを放流して、それを子供たちがつかむという行事を行いました。これは青年会議所の方々が主に活動してくれました。
  • 魚釣り大会では漁業組合の方々にお願いして、小・中学生を対象に無料で魚釣りの体験をさせていただきました。第1回目と違って場所も広く十分に魚釣りができました。
  • ストーンペイントと呼ばれる河川敷に落ちている石に絵を描くという遊びも行いました。子供たちのいいおみやげになったのではないかと思っております。

「加古川かわあそびフェスタ2001」の開催に向けて

  • 第3回目も「加古川かわあそびフェスタ2001」を開催する予定になっていますが、8月26日日曜日、夏休みの最後の休日に同じ場所で開催したいと考えております。実行委員の組織をもっと明確にするため、ボーイスカウト社第一団、小野加東青年会議所、社町子供会連絡協議会、また今年はカヌー協会や兵庫教育大学のサークルにも組織の中に入っていただく予定です。
  • 加古川を使った楽しい行事をやりたいということで、カヌー体験を提案しています。また、夏休みの最後ということで1泊のキャンプを河川敷でさせていただくことも計画しております。

今後のイベント開催のあり方

今後のかわあそびイベントのあり方としては、あまり準備に手をかけずに年に2回ぐらい実施していきたいと考えています。その結果加古川の河川敷が憩いの場になればいいのではないかと考えております。

各種団体の方々にはご無理をお願いするのですが、イベントが長く続くようにご協力のほどをお願いいたします。

イベントを継続させるためには(落合委員)

「親水空間」つまり水辺と親しむ。今後このイベントを長く続けていくためには、水辺を活かしながら人が自然に集まってくるよう工夫していただけたらと思います。

イベントを通じて環境学習(那須)

個人的には子供たちに川に親しんでもらうという取り組みを通じて、環境を守るとか物を捨てないとか、環境教育的に啓発していくことも非常に大事だと思います。このような取り組みをどんどんやっていただければ非常にありがたいと思っております。

今後のイベントのあり方(内橋)

川でイベントをするときには必ずトイレの問題が出てくるのですが、あえて整備をしていただかなくても仮設トイレがあります。その日一日だけ用を足せるリース等で対応できるのではないかと思います。そういうことを考えれば本部テント1つ、仮設トイレが1つあったらイベントは十分展開できるのではないかと思っております。川でイベントをした後に全員で清掃作業をする。そういうことを繰り返していくことによって、家族で河川敷でいろんなことをしたときにもマナーが身についてくるのではないかと思います。