1.パーソントリップ調査の概要

パーソントリップ調査とは

・パーソントリップ調査(パーソン=人、トリップ=動き)とは、
「いつ」
「どこから」
「どこまで」
「どのような人が」
「どのような目的で」
「どのような交通手段を利用して」
動いたのかについて調査し、人の1日のすべての動きをとらえるものです。
・その調査結果は、京阪神都市圏における望ましい交通計画を検討するための基礎的なデータとして活用していきます。

■京阪神都市圏

図、調査圏域図

画像をクリックするとPDFファイルでご覧いただけます。(216kb)

調査の方法・回収の結果について

・調査は京阪神都市圏にお住まいの約1,922万人の中から無作為に選ばれた世帯の、5歳以上の方を対象に、平成12年の秋に行いました。
・調査員が調査対象世帯を訪問し、アンケート調査票をお渡しして、後日回収に伺う方法で調査しました。
・その結果、約43万人(都市圏の5歳以上人口の約2.4%)の方にご協力を頂きました。記して感謝の意を表します。

ご覧いただく上での注意事項

・本調査では物の動きに関わる貨物車や営業用車(営業用貨物車、タクシー等)の運行に関する交通は調査の対象外としています。
・各図表の合計値や伸び、構成比の値は、四捨五入のため、内訳数値から算出される値と一致しない場合があります。

用語説明

(トリップとは)

・人がある目的をもってある地点からある地点へ移動する単位をトリップといいます。
・トリップは、移動の目的が変わるごとに1つのトリップと数えます。
・例えば、朝、自宅を出て会社に到着し、夕方に会社を出て自宅に帰った場合は、出勤1トリップ、帰宅1トリップの合計2トリップになります。

(トリップ目的について)

・トリップの目的は大きく「出勤」「登校」「自由」「業務」「帰宅」に分けられます。このうち、自由は買い物、食事、レクリエーションなど、生活関連のトリップです。また、業務は販売、配達、会議、作業、農作業など、仕事上のトリップです。

(代表交通手段とは)

・移動の際に利用する交通手段としては、鉄道、バス、自動車、二輪(自転車、原付・自動二輪車)、徒歩、その他(飛行機や船など)があります。
・1つのトリップの中でいくつかの交通手段を用いている場合、そのトリップの中で利用した主な交通手段を代表交通手段とします。
・代表交通手段は、鉄道→バス→自動車→二輪(自転車、原付・自動二輪車)→徒歩の順で、最も優先順位の高いものとします。下の例では鉄道が代表交通手段となります。

 

図、代表校痛手段とは

(生成量、生成原単位、発生量、集中量、発生集中量とは)

・生成量とは、ある地域に居住する人が引き起こすすべてのトリップ(単位:トリップ/日)をいいます。(図中の数)
・生成原単位とは、ある地域に居住する人が引き起こすすべてのトリップの1人あたりの平均値(単位:トリップ/人日)をいいます。
・発生量とは、ある地域を出発するトリップ(単位:トリップ/日)をいいます。(図中のの数)
・集中量とは、ある地域に到着するトリップ(単位:トリップ/日)をいいます。(図中のの数)
・発生集中量とは、ある地域の発生量と集中量を加えたもの(単位:トリップエンド/日)をいいます。(図中のの数の合計)

図、生成量、生成原単位、発生量、集中量、発生集中量の数え方の例

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