2.調査結果の概要

(1)京阪神都市圏全体の人の動き

京阪神都市圏に居住している人によるトリップの総数は、平成12年には43,540千トリップで平成2年に比べて微増でした。
トリップと夜間人口の増加率を比較すると、トリップの増加率は夜間人口の増加率を下回っています。これは、1人あたりの平均トリップ数が少ない高齢者(65歳以上)の占める割合が増えてきたため、夜間人口の増加率ほどトリップは増えない、ということが一つの要因として考えられます。

表1京阪神都市圏のトリップ数(生成量)と夜間人口の推移(昭和55年~平成12年)

表1、京阪神都市圏のトリップ数(生成量)と夜間人口の推移(昭和55年~平成12年)

1人あたりの平均トリップ数は2.51トリップとこの10年間で減少していますが、女性や高齢者の平均トリップ数は増加する傾向にあります。この要因の一つとして、女性や高齢者の自動車運転免許保有者数が増加してきたため、これらの人が容易に外出できるようになったことが挙げられます。

表21人あたりの平均トリップ数の推移(生成原単位、平成2年~平成12年)

表2、1人あたりの平均トリップ数の推移(生成原単位、平成2年~平成12年)

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